総理指名選挙めぐり“野党共闘”に向けた動き 立憲・維新・国民 野党党首会談で対応協議へ 自民・鈴木幹事長「何があっても高市」与野党の駆け引き激化へ

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2025年10月13日 18:51  TBS NEWS DIG

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来週予定されている総理大臣指名選挙をめぐり、“野党共闘”に向けた動きが見えてきました。近く、立憲民主党と国民民主党、そして日本維新の会の党首が会談し、対応を協議する方針です。

きょう、広島市で街頭に立った国民民主党の玉木代表。みずからこう、切り出しました。

国民民主党 玉木雄一郎 代表
「我々、国民民主党もどこと組むんだとか、玉木さんは総理大臣になるのかとか、いろんなことを聞かれますが、これは今まだ誰にも分かりません」

公明党の連立離脱を受け、にわかに混沌としてきた総理大臣指名選挙。

立憲民主党の野田代表はきのう、対応を協議するため、国民民主と維新に党首会談を呼びかけました。

立憲民主党 野田佳彦 代表
「自民党から政権をもぎ取るっていうのは、十数年に1回のチャンスなんですね。目の前に野党が頑張ればできるかもしれないのをみすみす逃すっていうのは、責任のある党としての態度ではない」

この呼びかけに玉木氏は、きょう。

国民民主党 玉木雄一郎 代表
「党首会談は受けたいと思います。政策本位で判断をしていきたい」

一方で、安全保障やエネルギーなど重要政策で考えが一致しないと、立憲とは組めないとの考えも重ねて強調しました。

玉木氏の姿勢に立憲民主党の安住幹事長は、名指しは避けつつ、こうチクリ。

立憲・安住幹事長(きのう・民放のテレビ番組にて)
「1つ、2つの政策をとりあげて一致できないって言ってるうちは、実はまだ総理になる覚悟はないってこと」

玉木氏の方針に、街頭演説に集まった人たちからは。

20代
「政権をとるためだけの連合は嫌だなって思います」
40代
「社会がより良い暮らしに向いていくような政策をできる組み合わせっていう形になっていれば、政権が変わるのも別にいいと思う」

次の総理は誰になるのでしょうか。

公明党は総理指名選挙の決選投票で“棄権するか、代表の斉藤鉄夫と書く”と表明していましたが。

公明・西田幹事長(きょう・民放テレビ番組にて)
「2回目をどうするかはあらゆる可能性がある。いろんな事情や環境を見て決める」

きょう、西田幹事長は状況次第では、野党との協力も排除しない考えを滲ませました。

一方、公明党からの“離脱通告”に揺れる自民党。鈴木幹事長は地元・岩手で「基本政策が一致しないところが集まっても問題が続いていく」と述べ、総理指名選挙での“野党共闘”をけん制しました。

その上で。

自民党 鈴木俊一 幹事長
「何があっても(高市総裁が)首班を受けられるように最大限、今努力をしている。自由民主党と基本政策が一致する政党はございます。塊としてございますから、そうしたところを中心に何とか日本の政治の安定を取り戻して、内外の課題にしっかりとこたえていく」

渦中の一人、自民党の高市総裁は議員宿舎にこもり、SNSでの投稿を続けています。

きょうは台湾からの総裁就任の祝いメッセージに謝意を示しました。

石破総理の後任に選ばれるのは自民党の高市氏か、それとも野党統一候補か。今週、与野党の駆け引きが激化する見通しです。

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  • 野党が上回るようなら解散だな減らそう(^-^)
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