『ダーク・スター』カルトSFの傑作としても名高いジョン・カーペンター監督の『ダーク・スター』が、劇場公開50周年を記念し、リバイバル上映されることが決定した。
開拓ルートを確保するため、「不安定な惑星を破壊する」という非常に地味で危険な任務を担う特殊部隊船〈ダーク・スター号〉。だがこの船は、20年前に出発してからというもの、ほぼ放置されたまま宇宙を漂い続けていた。
乗組員たちは、かつての理想を忘れ、機械の故障と慢性的な退屈のなかで次第に“何のために働いているのか”すら分からなくなっていく。ある事故をきっかけに、命令を受けて爆破されるはずだった20号爆弾が、“自分とは何か?”、“本当に爆破すべきなのか?”と考え始める。人間よりも真剣に存在を問う爆弾。思索の果てに、爆弾が出した結論とは…?
1975年にアメリカで劇場公開された本作は、当時無名だった若きジョン・カーペンターが脚本・監督を務め、ダン・オバノン(のちの『エイリアン』脚本家)とともに手がけた自主制作から生まれたカルト的作品。手作り感あふれるVFX、ニヒルでシュールなユーモア、そして“爆弾との哲学的対話"など、後のSF映画に多大な影響を与えた異色作で、『2001年宇宙の旅』のアンサーフィルムとも評され、『エイリアン』の元になったことでも知られている。
この度、新ビジュアル3種類が解禁。タイトルの『ダーク・スター』の文字が漆黒の宇宙空間に赤く映え、〈ダーク・スター号〉とその周りで作業をする船員と爆弾が見えるメインビジュアルは映画チラシのビジュアルに。
宇宙船の破片に乗り、宇宙空間をサーフする姿が描かれているビジュアルと宇宙空間を漂う船員を中央に捉えたビジュアルはそれぞれポスタービジュアルとして採用されることとなった。
『ダーク・スター』は12月12日(金)よりシネマート新宿ほかにて公開。
(シネマカフェ編集部)