『マーズ・エクスプレス』吹替キャストフランス発のSFアニメーション映画『マーズ・エクスプレス』の吹き替え声優キャストが発表され、場面写真が解禁された。
本作は23世紀の火星を舞台に、人間とロボットが共存する社会で私立探偵アリーヌ・ルビーが行方不明の大学生を探す物語。ジェレミー・ペラン監督による長編デビュー作で、第76回カンヌ国際映画祭公式招待、アヌシー国際アニメーション映画祭2023長編コンペティション部門選出、第52回アニー賞長編インディペンデント作品賞ノミネートなど国際的に高い評価を獲得している。
日本語吹き替え版では、主人公アリーヌ・ルビーを佐古真弓が担当。「表情や感情の変化の描き方がとても繊細で、実写の映画を観ているよう」と本作の印象についてコメント。アンドロイドの相棒カルロス・リヴェラ役は安元洋貴が演じ、「人間の描き方が生々しくて、ロボットと共存していくことの、ある種の怖さを可視化してくれている」と人間とロボットの不穏な関係性に踏み込んだ本作の魅力を語った。
大企業代表クリス・ロイジャッカー役はレオナルド・ディカプリオやライアン・ゴズリングなど多くの有名俳優の吹き替えも担当する内田夕夜。「SFで、ロボットなのに、なんだかとても人間臭くて、すごく生活感を感じられる」と現実的な描写に言及。また、ロボット解放運動に携わる天才ハッカー、ロベルタ・ウィリアムズ役の三瓶由布子は「そぎ落とされた、シンプルな表現だからこそ、決して遠くない、100年後もしかしたら本当に同じようになっているかもしれないと思わせる」と本作の世界観について語った。
さらに、本作のスタイリッシュな世界観が垣間見える場面写真も一挙解禁。火災が発生し荒れている街や、感情の読み取れないロボットに対峙するアリーヌとカルロスには堅い表情が滲み、この先2人を待ち受ける事態の深刻さが伺える。様々な形のロボットにも注目だ。
さらに、本作のムビチケ前売券(カード・オンライン)が10月17日(金)より発売開始。ムビチケカードには、ティザービジュアルが起用され、鮮やかな緑色のグラデーションでオーロラのような空を背景に、うず高く積まれた廃材の山にたたずむ様々な姿形をしたロボットが印象的な仕上がりとなっている。
コメント全文
佐古真弓(アリーヌ・ルビー役:火星を拠点に活動する私立探偵)
表情や感情の変化の描き方がとても繊細で、実写の映画を観ているように感じました。
どのキャラクターも魅力に溢れているので、観終わった後に色々語り合いたくなると思います。
「普段アニメやSFはあまり観ない」という方に、是非お勧めしたい作品です。
安元洋貴(カルロス・リヴェラ役:アリーヌと共に行動するアンドロイドの相棒)
人間の描き方が生々しくて、ロボットと共存していくことの、ある種の怖さを可視化してくれている作品だと感じました。
SFなんだけどリアリティがあって、すごく解像度の高い未来の映像なのかもしれない...そういう可能性もあると考えながら観ていただけると面白いと思います。その中にもちゃんとドラマがあるので、是非楽しんでいただきたいです。
内田夕夜(クリス・ロイジャッカー役:火星で名を轟かせる大企業・ロイジャッカー産業の代表)
実写とアニメの中間のような印象を受けながら観ていました。
SFで、ロボットなのに、なんだかとても人間臭くて、すごく生活感を感じられる作品でした。
かけ離れている未来を見てるのに、触覚はあって、圧倒的に面白いです。
あまり情報を入れず、予備知識なしで是非ご覧いただきたいです。きっと一気に引き込まれると思います。
三瓶由布子(ロベルタ・ウィリアムズ役:ロボットの解放運動に携わる天才ハッカー)
そぎ落とされた、シンプルな表現だからこそ、決して遠くない、100年後もしかしたら本当に同じようになっているかもしれないと思わせる世界観が、とても身近に感じられました。
SFだけど、サスペンスやミステリーの要素もあって、どうジャンル分けしていいのか分からないけれど、観ると人間を感じる、なんだか不思議な気持ちになる作品です。
音楽も壮大で、大きなスクリーンでご覧いただけたらきっと感じるものがあると思います。
『マーズ・エクスプレス』は2026年1月30日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ渋谷、新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。
『マーズ・エクスプレス』(C) Everybody on Deck - Je Suis Bien Content - EV.L prod - Plume Finance - France 3 Cinema - Shine Conseils - Gebeka Films - Amopix
(シネマカフェ編集部)