ダイアン・キートンさん死去 79歳 20代からがんや摂食障害と闘う

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2025年10月14日 19:10  クランクイン!

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ダイアン・キートンさん死去 79歳 20代からがんや摂食障害と闘う (C)AFLO
 『アニー・ホール』や「ゴッドファーザー」シリーズで知られるオスカー俳優のダイアン・キートンさんが、現地時間10月11日、ロサンゼルスで亡くなった。79歳だった。PageSixによると長く皮膚がんや摂食障害と闘っていたそうだ。

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 ダイアンさんは、ウディ・アレン監督作『アニー・ホール』(1977)で恋人役を演じ、アカデミー主演女優賞を獲得。『レッズ』(1981)と『マイ・ルーム』(1996)、『恋愛適齢期』(2003)でも同賞にノミネートされたほか、「ゴッドファーザー」や「花嫁のパパ」シリーズなどへの出演でも知られる。

 死因は公表されていないものの、PageSixによればダイアンさんは、長らくがんや摂食障害と闘ってきたそうだ。21歳で皮膚がんと診断された彼女は、2015年にLos Angeles Timesに対し「家族歴です」とコメント。「おばのマーサが酷い皮膚がんを患い、鼻を切除したのを覚えています。父も基底細胞がんでしたし、兄もそうです。皮膚がんは油断がなりません。だから、日焼け止めを塗らなくてはならないのです」と語っていたそうだ。同紙によると、彼女は数十年後、今度は扁平上皮がんと診断され、2度の除去手術を受けたという。

 また、2011年に出版した回顧録『Then Again』の中で、20代に頃に過食症に苦しんだことを告白している。ブロードウェイ舞台のために、減量するよう指示を受けたのがきっかけとなり、自分の体重を気にするようになったそうだ。後に『ドクター・オズ・ショー』に出演した際、ダイアンは「フライドチキンの大パック1つ、ブルーチーズとケチャップをかけたフライドポテトを数皿、インスタントの食事プレート2皿、ソーダおよそ1リットル、甘いお菓子とケーキ、バナナクリームパイを3つ」食べた後、全て吐くのが日常だったと語った。

 回顧録発売後に受けたHUFFPOSTのインタビューでは、過食症を告白した理由について、「私の人生の一部だから。秘密にしても自分のためにならない」とコメント。「誰も気にしないだろうけど、私は胸のつかえが下りたようで気持ちが良い。真実を話しただけ。隠すことは何もない。同じように摂食障害を患う全ての女性と男性の姉や妹であり、同じチームの一員だと思っています」と語っていた。
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