4大会ぶりのW杯出場を決めた南アフリカ代表[写真]=Getty Images 14日、FIFAワールドカップ26アフリカ予選の最終節が行われた。
すでに6カ国の出場が決定しているアフリカ予選。残り3カ国が最終節までもつれた中、グループCでは大きなドラマが待っていた。
最終節を残して首位はベナン代表で勝ち点17、2位が南アフリカ代表で勝ち点15、3位がナイジェリア代表で勝ち点14という状況。勝てば初のワールドカップ出場となる首位のベナンは、3位のナイジェリアとアウェイで対戦した。
勝てば逆転で首位に立てる可能性もあるナイジェリアは、エースのヴィクター・オシムヘンが躍動。開始3分に先制ゴールを奪うと、37分にも追加点を奪取。さらに51分にはハットトリックとなる3点目を奪い、この時点でベナンを得失点差でも逆転する。
今予選は苦しい戦いが続いたナイジェリアだったが、最終戦は力を見せつけて終わってみれば4ー0で勝利。南アフリカの結果を待つこととなった。
ナイジェリアが勝利したことで、勝利すればW杯出場が逆転で決まる南アフリカは、同時刻に5位のルワンダ代表とホームで対戦。開始5分にサレンテ・ムバタのゴールで先制すると、26分にはオズウィン・アポリスのゴールで追加点を奪いリードを広げる。力の差を見せつけていく中、72分にはコーナーキックからエヴィデンス・マクゴパがヘディングで決めて3点差にし勝利を確信づけることに。そのまま勝利を収め、勝ち点を20に伸ばしグループCで首位に立ち、自国開催だった2010年以来となる4大会ぶり4度目のW杯出場を決めた。
なお、この結果グループ2位はベナンを逆転したナイジェリアとなり、ベナンはプレーオフ進出まで一気に逃すことに。ナイジェリアはグループ2位となり、プレーオフ進出への望みを繋いだ。