佐藤隆太、5歳の時から40年来の虎ファン CSファイナルに「今が一番強いんじゃないか」

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2025年10月15日 09:00  日刊スポーツ

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柔らかな表情を見せる佐藤隆太(撮影・浅見桂子)

俳優佐藤隆太(45)が、16日まで阪神・淡路大震災をテーマにした主演舞台「明日を落としても」(兵庫県立芸術文化センター)に出演中だ。22〜27日は東京・EXシアター六本木で上演される。今日15日は、プロ野球クライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージが始まる。今年、ぶっちぎりでセ・リーグ優勝を果たした阪神は、甲子園球場にDeNAを迎え撃つ。番外編として、熱烈な阪神ファンの佐藤に聞いてみた。【小谷野俊哉】


◇◇  ◇◇


阪神の優勝は、2位のDeNAに13ゲーム差という圧勝だった。


「ちょっと自分でも追っつかないくらい強かった。だって、(9月7日優勝決定は)史上最速でしょ。ちょっとすごすぎてびっくりでしたね。5歳の時から阪神ファンです。東京の生まれなんですけどね。ストレートに言っちゃうと父も祖父も東京の人なんですけど、分かりやすくアンチ巨人だったんですよ。それで、その時に伝統の一戦と言われているぐらい、巨人と阪神が強かったじゃないですか。じいちゃんの家に行くと、毎日テレビ中継を見ているんですけど、とにかく阪神を応援しているんですよね。別に阪神ファンというよりは巨人に敵対するチームに勝ってほしいみたいな。ちょうどその頃はバース、掛布、岡田の頃だから、子供から見てても強かったですし、縦じまのユニホームも格好良かった。虎のマスコットもかわいかったしね。だから自然とね、家の環境で阪神ファンになったって感じですね」


今季の阪神は1番・近本光司から2番・中野拓夢、3番・森下翔太、4番・佐藤輝明、そして5番・大山悠輔と打線が強力だった。


「90年代の低迷とか見ているから、考えられないくらい。FAじゃなくて。ドラフトで取った若い選手が、みんな主力に育っていますよね。40年来のファンですが、今が一番強いんじゃないのかなっていう気がしますよね。しばらく黄金時代が続くみたいな感じかな。本当に見てて負ける気がしないですよね。3連戦で一つ落としても。必ず勝ち越すみたいな感じでね。嫌な流れをシーズン通して、ほぼ作らなかった感じがするから、やっぱりそれって強いチームだなと思うんですよね」


CSファイナルステージの相手はDeNA。昨年はシーズン2位だった阪神に勝った3位DeNAが勢いに乗って、ファイナルで巨人を破って日本シリーズ出場。そのまま、パ・リーグ優勝のソフトバンクを破って、26年ぶりの日本一に輝いた。


「やっぱり心配なのは、勢いの付いたDeNA。みんな言ってますけど、これでCSで負けたりでもしたら…さすがにそれはないだろうとは思いますけどね。これだけ強くて、これだけぶっちぎってて、日本シリーズに行けないとなったら複雑すぎますよね。やっぱりなんか、ちょっと考えた方がいいかな。歴史に残るシーズンですよね。これだけ離したらアドバンテージもっと付けないと。確かにこれで負けたら、何なんだよって本当に思いますよね」


(続く)


◆佐藤隆太(さとう・りゅうた)1980年(昭55)2月27日、東京都生まれ。日大芸術学部映画学科在学中の99年(平11)に舞台「BOYS TIME」で俳優デビュー。00年TBS系「池袋ウエストゲートパーク」。02年TBS系「木更津キャッツアイ」。05年「絶対恐怖Boothブース」で映画初主演。07年「日芸賞」。08年TBS系「ROOKIES」で連続ドラマ初主演。09年「ビロクシー・ブルース」で舞台初主演。10年フジテレビ系「まっすぐな男」。179センチ。A型。

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