《おととし、去年に引き続き、紅白歌合戦の司会を務めさせていただきます。お声がけいただいて、本当にびっくりしましたけど、ありがたいです》
10月14日、こうコメントしたのはタレントの有吉弘行(51)だ。この日、大晦日に放送される『第76回 NHK紅白歌合戦』の司会者に抜擢されたことが明らかとなった有吉。《3回目の司会ということで、これまでよりは緊張しないでできると思うので、楽しみたいと思います》と意気込んだ。
「今回の『紅白』は有吉さんのほかに俳優の綾瀬はるかさん(40)、今田美桜さん(28)、NHKの鈴木奈穂子アナウンサー(43)が司会を務めます。有吉さんは’19年からNHKの教養バラエティ番組『有吉のお金発見 突撃!カネオくん』のMCを務めており、今年の大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』にも服部半蔵役で出演しました。3年連続の司会抜擢は同局への貢献度の高さが評価されたのでしょう。
また有吉さんと綾瀬さんはともに平和記念都市である広島出身で、今田さんは戦争を描いた連続テレビ小説『あんぱん』のヒロインです。司会の3人と絡めた、戦後80年の節目に相応しい企画があるかもしれませんね」(テレビ局関係者)
有吉の起用理由について、『紅白』の実施本部長である小池明久氏は《何気ないひと言で温かい雰囲気に包みこんでくれる》とコメントしている。しかし、一部の視聴者は有吉の起用を不安視しているようで、ネット上ではこんな声が上がっている。
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《「カネオくん」の有吉さんは面白くて好きなのだけれど紅白の司会は向いてないなーーと毎回思っている》
《有吉さん、嫌いではないけど生放送はちょっと不安が》
《紅白の有吉は面白くもないし、毒もない》
《バラエティ人気の有吉起用でも紅白では別人のように作り笑いで借りてきた猫 タレントでもいいけどもっと適任者いるだろうに》
どうして、このような声が上がるのか。前出のテレビ局関係者はその理由について、こう語る。
「『進め!電波少年』(日本テレビ系)でブレイクした後、低迷期を経て毒舌キャラで再ブレイクを果たした有吉さんのウリはなんといっても“毒舌”です。しかし、『紅白』の司会に求められるのは個性を出すことではなく、滞りなく番組を進行すること。そのため、過去2回の『紅白』では有吉さんの持ち味は完全に影をひそめてしまっていました。
コメントでも“らしさ”は封印しており、アーティストを持ち上げる発言ばかりが目立ちました。たとえば昨年、こっちのけんとさん(29)が『はいよろこんで』を歌った後には、『最高でした』と一言。THE ALFEEの演奏の後には『すごいギター』と話すなど、感想が『最高』『すごい』ばかりだったのです。
また、3年も同じ人が司会を続けていると新鮮味がなくなり、《もう飽きた》といった声もネット上では散見されます。これは有吉さんに限った話ではなく、仕方のないことなのですが……」(前出・テレビ局関係者)
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有吉は今年こそ『紅白』視聴者を納得させる、司会スキルを発揮することができるだろうか?
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