“ネオソウルの雄”ディアンジェロさんが51歳で死去 米歌手のディアンジェロさんが、現地時間14日、51歳の若さで亡くなった。ユニバーサルミュージックが公式サイトにて発表。「彼が作り出してきた全ての音楽と感動に感謝し、心からのご冥福をお祈り申し上げます」と追悼のコメントが発表されている。死因は膵臓がんと報じられている。
【写真】ディアンジェロさんを追悼するブーツィー・コリンズの投稿
ディアンジェロさんは1995年にアルバム『Brown Sugar』でデビューし、2000年には名盤『Voodoo』をリリース。ファンクやソウル、そしてジャズのアイディアを巧みに取り入れたネオソウルの傑作として高く評価され、今もなお音楽ファンに愛され続けている。レイドバックしたグルーヴで“リズムのすき間”を大胆に表現したその革新的な演奏アプローチは、演奏家たちにも大きな影響を与え、音楽シーンに新たな潮流をもたらした。2014年には最後のアルバムとなった『Black Messiah』を、『Voodoo』から14年ぶりにリリースして話題を呼んだ。
今年6月にはスライ&ザ・ファミリー・ストーンのスライ・ストーンさんの訃報も伝えられたばかりで、ブラックミュージックの源流と未来をつないできた重要人物の相次ぐ死に、世界中のファンが深い悲しみに包まれている。
ファンク界の重鎮ベーシスト、ブーツィー・コリンズは「なんてこった!そんなわけないって言ってくれ。友達で、クリエイターで、伝説のD'Angeloを失ってしまった!彼の家族や友達に祈りを捧げます!みんな君を愛してるよ、リトルブラザー。安らかに」と追悼のツイートを残している。