話題沸騰! Uber Eatsとフラグメントのコラボジャケットを着てみた結果……

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2025年10月15日 16:10  マイナビニュース

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画像提供:マイナビニュース
神出鬼没。八面六臂。藤原ヒロシ氏の活躍のフィールドは留まるところを知らない―― 宅配サービス「Uber Eats」が先日、異色のコラボジャケットを発表して話題を呼んだ。パートナーに迎えたのは、カリスマ的ファッション・カルチャープロデューサーの藤原ヒロシ氏率いる「fragment design(フラグメント)」、そして老舗のオートバイウェアブランド「KOMINE」である。


秋の交通安全週間に合わせて制作されたもので、全国の"ダイヤモンドランク"配達パートナーの中から抽選で300人だけが手にできるという、いわば"選ばれし者の証"。一般販売は一切なしの非売品。持っているだけでステータスになる。今回は僭越ながら、そんな特別な一着をお借りし、実際に袖を通してみた!

○Uber Eatsのトリプルコラボジャケットを着てみた!



「ファッションを通じて配達時の安全意識を高めたい」。Uber Eatsの熱い想いが込められたジャケットは、フラグメントのミニマルなデザイン哲学とKOMINEが培ってきた安全技術が高次元で融合。夜の街で映えるリフレクター、雨に強い撥水素材を搭載するなど、ファッションと機能の両立を本気で追求している。


ボディはすべてブラックで統一。右袖にはフラグメントの象徴でもあるサンダーボルトが静かに光る。左胸の「Uber Eats × fragment」のダブルネームロゴも控えめに主張し、全体としては非常にミニマル。だが、妙に存在感がある。


ミリタリーをベースにした無骨さを携えつつ、フラグメントらしい"削ぎ落としの美学"が存分に反映されており、配達用ジャケットでありながら悪目立ちせず、むしろ街に溶け込むモダンなデザインに仕上がっている。


サファリジャケットのような多ポケット仕様も実用的で、スマホや財布など、身の回りのものなら一通り収納可能な大容量。配達用ジャケットという設計思想がそのまま「高機能な街着」として機能している。

生地は風を通しにくく、撥水加工が施されているため、ちょっとした雨やバイク走行中の水しぶきも気にならないと思われる。襟元には折りたたみ式のフードが隠されていて、急な天候変化にも即対応。まさに都市生活者のための全天候型アウターといえる。


細部の安全設計も抜かりない。胸部にはKOMINE製の着脱式プロテクターが入り、夜間に光を反射する蛍光リフレクターが袖や背中に配置。配達パートナーの安全を第一に考えた仕様である。これだけの機能性を詰め込みながらも、全体的なデザインは驚くほどスマート。シルエットがまるで野暮ったくならないのも、やはり藤原ヒロシ氏の手腕によるところが大きいのだろう。


オールブラックの着回し力は言うまでもなく、デニムに合わせればストリート寄りに、スラックスに合わせれば都会的にキマる。ロゴも控えめなので、いわゆる"作業服感"はゼロ。


そして何より、この"手に入らなさ"がさらに所有欲を刺激する。非売品で、しかもダイヤモンドランクの配達パートナーの中から抽選で300着限定。ハードルが高すぎる。もし街中でこのジャケットを着ている人を見かけたら、素直に尊敬の眼差しを向けてしまうに違いない。


「配達の安全性向上」という真っ当な目的のもとに、ここまでカッコよく仕上げてしまうあたりが藤原ヒロシ氏らしいし、Uber Eatsというアメリカ生まれのサービスの"カルチャー感"を見せつける結果にもなっている。



ジャケットのデザインからは、日々の街を走る配達パートナーたちへのリスペクトが感じられる。彼らがこのジャケットを身にまとい颯爽と走り抜けていく姿は、きっと輝いて見えることだろう。ただしそれは、各所に配された蛍光リフレクターのせいだけではないはずだ。(猿川佑)

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