GPS持たせ従業員に路上売春させた疑い ガールズバー店長を逮捕
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2025年10月15日 16:13 毎日新聞

警視庁=米田堅持撮影 店の女性従業員に暴力を振るって路上で売春をさせたとして、警視庁保安課は15日、ガールズバー「イーウェーブモーニング」(東京都豊島区池袋2)の店長、鈴木麻央耶(39)=住所不定=と従業員、田野和彩(あい)(21)=世田谷区=の両容疑者を売春防止法違反(管理売春)の疑いで逮捕したと発表した。被害女性は3カ月間で約400人を相手に売春をさせられていたという。
逮捕容疑は5〜7月、従業員の女性(27)を店内に寝泊まりさせ、全地球測位システム(GPS)機器を持たせて位置情報を監視しながら、新宿区歌舞伎町の路上で売春をさせたとしている。鈴木容疑者は容疑を否認し、田野容疑者は「売春のために立っているか店長と一緒に確認しに行ったこともある」と供述しているという。
警視庁によると、女性は鈴木容疑者から「接客態度がなっていない。容姿が悪いから売り上げが悪い」と言われ、殴る蹴るの暴行を受けていたとされる。女性が7月に売春防止法違反(客待ち)の疑いで現行犯逮捕されて発覚した。
女性にガールズバーの給与は支払われず、売春で稼いだ金も鈴木容疑者に渡っていたという。【菅野蘭】
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