「AIと民主主義に関する超党派勉強会」であいさつするチームみらいの安野貴博党首=15日、国会内 政治分野でデジタル技術の活用を促進しようと、人工知能(AI)エンジニアとして知られるチームみらいの安野貴博党首が呼び掛けた「AIと民主主義に関する超党派勉強会」が15日に発足し、国会内で初会合を開いた。与野党6党から十数人が参加した。
勉強会の設立趣意書には、活動方針として「国会運営の改善策」を年内にまとめ、衆参両院議長らに提案すると明記。現在は限定的にしか認められていない国会審議でのタブレット端末使用やオンラインでの質疑などが念頭にある。
安野氏と自民党の平将明デジタル相が代表に就任。安野氏は勉強会について「AI時代にふさわしい民主主義の形を考えるため、党派を超えて知見を共有し、共に学ぶ場」だと強調した。初会合では台湾のデジタル発展相を務めた唐鳳(オードリー・タン)氏がオンラインで講演した。