演歌歌手神野美伽(60)が15日、都内でコンサートを行った。8月に笠置シヅ子の音楽劇を都内で開催してブギを満喫したのとは一転、この日は“演歌祭り”だった。
第1部のオープニングでは、スペインの画家ジョアン・ミロの作品をモチーフにしたデザイン衣装を着て客席から登場。大歓声に包まれながら「2025年、神野美伽の演歌のコンサート始めましょう」と元気よくあいさつした。
昭和を代表する歌手村田英雄の「花と竜」から「無法松の一生」へ。「バレンタインチョコのお返しにこの曲の詞をいただきました」と思い出を語りながら、生前の村田が神野のために作詞した「往生しなっせ」を歌い上げた。
続いて神野の母が大好きだという美空ひばりの「みだれ髪」「リンゴ追分」を現代風にアレンジして歌唱。その後に笠置シヅ子の「東京ブギウギ」「買物ブギ−」と歌うと客席は大盛り上がり。「この日の会場は笠置シヅ子さんにちなんだ日劇跡地の『ヒューリック東京』を選びました。一番歌わせていただいている笠置シヅ子さんの曲を歌います」と語って「ラッパと娘」を歌い、第1部を締めくくった。
第2部では、画家ヒロ・ヤマガタの作品をモチーフにしたデザインの衣装を着て、持ち歌の「男船」「男の海峡」を披露。その後に観客からリクエストを募って、北島三郎「風雪ながれ旅」、坂本冬美「夜桜お七」、天童よしみ「道頓堀人情」を熱唱。「20代の時よりも30代の時よりも、今が一番良い声が出ている」と満面の笑みで語った。
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最後は「あんたの大阪」。なじみの演歌を力強く感情たっぷりに熱唱した。
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