決選投票「政権安定」が基準=公明代表、小選挙区出馬は未定

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2025年10月16日 07:31  時事通信社

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時事通信社

インタビューに答える公明党の斉藤鉄夫代表=15日、国会内
 自民党との連立政権解消を決断した公明党の斉藤鉄夫代表が15日、時事通信のインタビューに応じた。首相指名選挙の決選投票での対応について「安定政権ができるかという視点」で判断すると表明。自身が次期衆院選でも小選挙区から出馬するかどうかは未定だと説明した。主なやりとりは次の通り。

 ―離脱を決めた最大の理由は。

 政治とカネの問題への姿勢だ。国民の信頼を取り戻すため政治改革を進め、全容解明する努力をしようと呼び掛けたが、自民からそのような姿勢は示されなかった。国民の信頼回復と公明の立て直しのため、決断した。

 ―首相指名選挙は決選投票に進む可能性が高い。

 われわれが掲げる政策の実現も一つの大きな要素として考慮に入れた上で、党の中で話し合って決めていきたい。

 ―政治の停滞を打破する手段として、野党が結束して連立政権を樹立することは。

 そういう考え方で野党が結集することもあるかと思うが、理念と政策が違う方々が集まって安定政権ができるかという視点も考えながら、最終的に決めていきたい。

 ―国民民主党は「基本政策が一致しないと連立は組めない」と主張している。

 連立政権というのは、当面する政策と基本理念の一致が必要だ。

 ―2025年度補正予算案への対応は。

 合意形成の幅をもって審議に臨みたい。

 ―公明が訴える政策をどう実現するか。

 政策協議の場で実現を図っていく。公明のような小さな党が政策を実現するためには妥協も必要になってくる。この政策を通したいから補正予算案に賛成する、ということはあり得る。

 ―次の衆院選で地元の広島3区から自民議員が立候補した場合、出馬する考えは。

 支えてくれた皆さんとよく相談しながら決めたい。今は何も決まっていない。

 ―石破政権が継続していた場合、離脱はしなかったか。

 石破政権発足時に政権協議をして合意している。続いていたら離脱することにはならなかったと思う。 

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