
「キャー!」と思わず声が出てしまう家庭の天敵・ゴキブリ。実際に遭遇したとき、冷静に対処できる人はどれくらいいるのでしょうか。ママスタセレクトでは「家にゴキブリが出たとき、自分で対処できる?」というアンケートを実施しました。
選択肢には「対処できる」「家族に頼む」「まだ家にゴキブリが出たことがない」「その他」の4つを設定。1,350人を超えるママたちからリアルな声が届きました。
自分で対処できるママは……?退治方法もさまざま

もっとも多かったのは「対処できる」と答えたママたち。全体の43.1%と、自分でゴキブリを倒せる勇者は多くいるようです。具体的な退治方法も教えてくれました。
『ゴキブリ専用の薬剤は最強!』
『薬剤を噴射。とにかく飛ばれる前に殺る!』
『泡スプレータイプの洗剤を直射して、動きが鈍くなったときに叩く』
|
|
一方で、ゴキブリと直接対峙する勇敢なママたちもいます。
『スプレーだと飛んでくるので、新聞紙を丸めて叩きのめします!!』
『新聞紙や雑誌を丸めて叩く! これが一番確実に仕留められる』戦う覚悟と気迫を感じますね(笑)。このコメントを受けて、さらなる真っ向勝負に挑むママたちも現れました。
『ナイロン手袋にティッシュ10枚持ちで生け捕り』
『ビニール袋を手にはめてゴキブリを捕まえる。袋に入れたら叩き潰す』
|
|
『直接、足で踏み潰します』手袋をはめているとはいえ、直接捕まえるのはなかなか勇気のいることでしょう。それでも立ち向かうママたちには、拍手を送りたいくらいです!
「自分で対処できる」ママたちの方法は、殺虫剤や洗剤、新聞紙など“その場にあるものを使ってとにかく仕留める”という実践的な姿勢が目立ちます。なかには「誰もやらないから仕方なく自分がやる」といった声もあり、恐怖心よりも“家庭を守る責任感”が勝る、ママたちらしいコメントも寄せられました。
「家族に頼む」派は3割強。なかには“懸賞金制度”も!
一方で「家族に頼む」と答えたママたちは34.7%に。「どうしてもムリ!」という悲鳴が聞こえてくるようです。
『ダンナか長男(11歳)を呼ぶ。誰もいないときは見なかったことに……』見て見ぬふりをしたゴキブリの行方が気になります。
『出た部屋に殺虫剤を大量にまいて締め切る。ダンナが帰宅したら処理を頼む』退治に一役買うのは、ダンナさん、次いで息子さんが多いようですが「わが家では最強の娘が退治してくれます」との声も。何とも頼もしいお嬢さんがいるようですね。
『息子(高3)がいるときは、1匹500円で退治してもらう。「もっと出ないかな?」と言われている……』
|
|
『ゴキブリに懸賞金をかけて、退治したら50円もらえるシステム。子どもたちで退治の取り合いです』ゴキブリ退治に報酬を与える“ゴキブリバウンティ制度”を導入している家庭も少なくありませんでした。
『深夜2時過ぎ、車で30分の実家にいる母を電話で起こして退治してもらいました』こうした「家族に頼む」派は、家族を“戦力”として頼りにするだけでなく、役割分担をゲーム感覚で取り入れている工夫もありました。
「まだ家に出たことがない」は2割弱。地域差や生活環境も関係?
「まだ家にゴキブリが出たことがない」とうらやましい回答をしたママたちは、全体の18.1%いました。ゴキブリに遭遇しないなんて、憧れの生活環境です。
『北海道だからか、ゴキブリを見たことない。実際に出たらカブトムシと間違えそう』ゴキブリは温暖で湿度の高い環境を好むため、寒冷な地域では生息しにくい傾向があるようです。北海道などではゴキブリの出現頻度が低いのかもしれませんね。
エピソードににじむ“家庭の人間模様”
ママたちからは、自宅でゴキブリに遭遇したときの衝撃エピソードも寄せられました。
『朝起きたら子どもがおもちゃボックスにゴキブリを入れていた』お子さんにとっては、飼いたくなるほどの「かわいい虫」だったのでしょう。わが家も虫好きの息子が幼稚園児の頃、ゴキブリを仕留めようとした筆者をみかけて「ダメ! 殺さないで!」と泣き叫びました。彼らにとってはカブトムシもゴキブリも同じ虫。今でもゴキブリが出ると、息子の目につかないうちにこっそり処分しています。
『ゴキブリが嫌いすぎて生態にめちゃくちゃ詳しくなった。飛び方や死に方、原因対策まで』これは役に立ちそうです。ぜひとも共有していただきたいですね。

ゴキブリ退治は家庭の縮図?
今回のアンケート結果からは「勇敢に立ち向かう“自分で対処派”」「家族に託す“支え合い派”」「そもそも遭遇しない“未経験派”」と、さまざまなパターンがあるとわかります。それぞれに事情と正当性があり、唯一の正解は存在しないでしょう。けれど共通するのは「いざというとき、必ず誰かが対応しなければならない」という現実です。そのとき、恐怖心を乗り越えるか、信頼できる誰かに頼るのか……。ゴキブリ対処法を通じて、家族の関係性や危機への向き合い方が浮き彫りとなりました。
【アンケート概要】
総回答数:1,353票
調査方法:インターネット
調査月:2025年9月
調査・分析:ママスタセレクト編集部
【人気】の記事:ほかにもママたちの気になる回答結果は……?
文・編集部 イラスト・神谷もち