トッテナムに復帰したパラティチ氏(写真は2022年2月のもの) [写真]=Getty Images トッテナム・ホットスパーは15日、ファビオ・パラティチ氏がクラブに復帰し、新しくスポーツディレクター(SD)に就任したことを発表した。
現在53歳のパラティチ氏は2021年からトッテナムのマネージング・ディレクター(MD)に就任し、アルゼンチン代表DFクリスティアン・ロメロやスウェーデン代表FWデヤン・クルゼフスキら、現在チームの中核を担う選手の獲得に貢献してきた。
しかし、ユヴェントスの強化部門の責任者を務めていた時のコロナ禍における経費削減を目的とした虚偽会計や不正なキャピタルゲインなどの疑いなどで、イタリアサッカー連盟(FIGC)から2年半の活動禁止処分が下され、ディレクターとしての職務を果たすことができないことから、2023年4月にトッテナムから解任されていた。
それでも、この処分が明けたことで、パラティチ氏はトッテナムに復帰することが決定。テクニカルディレクターを務め、同じくSDに昇格したヨハン・ラング氏とともに、同クラブの新たな体制を支えることとなった。
復帰が決定したパラティチ氏はクラブ公式サイトで「愛するクラブに戻ってくることができて、とても嬉しく思う。ヨハンやヴィナイ(・ヴェンカテシャム)、トーマス(・フランク)と数カ月間コンサルタントとして仕事をしてきたけど、今はロンドンに戻って、チームにフルタイムで参加できることを楽しみにしている。ヨハンとのパートナーシップを通して、クラブとサポーターのために特別な未来を築くことができると確信している」