靖国神社の参拝を終え、記者団の質問に答える自民党の高市早苗氏=8月15日、東京都千代田区 時事通信が10〜13日に実施した世論調査で、自民党の高市早苗総裁が首相に就任した場合に靖国神社を参拝することへの賛否を聞いたところ、「賛成」が41.2%で「反対」の21.8%のほぼ2倍となった。「わからない」は37.1%だった。
高市氏は閣僚在任中も含め靖国参拝を続けてきた。17〜19日には秋季例大祭が行われるが、高市氏は中韓両国との関係悪化を懸念する党内の声を踏まえ参拝を見送る方向だ。
調査結果を支持政党別で見ると、自民支持者では49.3%が賛成し、17.9%が反対と回答した。保守系政党の支持者は賛成が目立ち、日本保守党は90.9%が賛成で、反対を選んだ人はいなかった。参政党も75.0%が賛成で反対は7.1%。国民民主党は54.5%が賛成した。
連立政権離脱を決めた公明党の支持者では、賛成が31.3%、反対と「わからない」がいずれも34.4%と三分された。