佐藤隆太「家族と一緒に食卓を囲める時間を大事にしたい」舞台「明日を落としても」主演

0

2025年10月18日 09:00  日刊スポーツ

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

日刊スポーツ

柔らかな笑みを浮かべる佐藤隆太(撮影・浅見桂子)

俳優佐藤隆太(45)が、22〜27日に東京・EXシアター六本木で上演される、阪神・淡路大震災をテーマにした舞台「明日を落としても」に主演する。11〜16日の神戸公演に続いて25歳と55歳を演じる。現在45歳の佐藤に聞いてみた。


   ◇   ◇   ◇


1999年(平11)、日大芸術学部2年の時に宮本亞門演出の舞台「BOYS TIME」で俳優デビューしてから26年。ひたすら俳優の道にまい進してきた。


「ずっと音楽が好きで、学生時代にバンドとかやってたんですけど、仕事がいろいろと忙しくなり全くできなくなったんです。今、ちょっと久しぶりに楽器をやってみたいなと思っています。学生時代のバンドでは、日芸の芸術祭や、ちっちゃなライブハウスでやったりとかしてました。その当時、管楽器が好きだったんですけど、自分では手を出せなかった。でも、ずっとやりたいなと思っていて、今になってやってみたいなと。トランペットとかをね」


プライベートでは家族との時間を大切にしている。


「日々のささやかなことで言うと、料理を作る時間がすごい好きで、それをちゃんと勉強してもうちょっと作れるようになりたいなと思っています。でも本当に下手くそなんですよ。だいたい作る時はスマホで見て練習しながらやってるんですけどね。その時間が好きなんですよ。キッチンで缶ビールかなんか飲みながら、家族に向けてたまに料理を作る時間がすごく気持ちがいい。本当は料理を本格的に習いたいんです。すごく興味があるんです。でも定期的に通うのは、どうしてもこの仕事は時間的に難しい。そういう先生と出会えればいいんですけど」


高1女子、小5女子、小3男子、3人の子供の父親だ。


「一番上が、もう高校生。家族と一緒にいるより、外に出て行く年齢です。まだ、進路は特に決めてないみたいですけど、やがて離れて行く時が来るでしょう。だから、一緒にいて食卓を囲める時間は大事にしたい。自分が家族にためできる時間は、何かしてあげたいなと思っています。もう、家族、家族です。休みだからと、1人でどこか行くなんてことはまずないですね。息子とは、たまにキャッチボールをします。でも、どっちかというと運動よりも、虫とか動物とか絵を描いたりとが好きなタイプの子なんです」


中学時代に俳優に憧れて、真っすぐに歩いてきた。俳優になっていなかったら、どんな人生を歩んで来たのだろう。


「まあ一時期、ちょっと考えたのは学校の先生ですね。今考えると、本当に大変なお仕事なので、簡単には言えないですけどね。僕は学校っていう場所がすごく好きだったので、役柄で学校の先生をやれるっていう時は、すごくうれしいんですよね。普通のロケであっても、ドラマとかの撮影であっても、学校に足を踏み入れると今でもワクワクします。本気で、ちょっとなれたらいいなと思ったのは学校の先生ですね」


(終わり)


◆佐藤隆太(さとう・りゅうた)1980年(昭55)2月27日、東京都生まれ。日大芸術学部映画学科在学中の99年(平11)に舞台「BOYS TIME」で俳優デビュー。00年TBS系「池袋ウエストゲートパーク」。02年TBS系「木更津キャッツアイ」。05年「絶対恐怖Boothブース」で映画初主演。07年「日芸賞」。08年TBS系「ROOKIES」で連続ドラマ初主演。09年「ビロクシー・ブルース」で舞台初主演。10年フジテレビ系「まっすぐな男」。179センチ。A型。

    ニュース設定