各車のワイパーは動いているものの、路面コンディションはまだドライ。とはいえ、14号車ENEOS X PRIME GR Supraは大嶋和也がウォームアップラン中にコースアウトしてしまうなど、難しい状況ということは間違いない。また、Q2に向けて雨が強まることが予報されていたため、各マシンは慎重ながら早めの周回でタイヤを温めていく。
まずは16号車ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GTの大津弘樹が1分33秒581でターゲットタイムを記録。その後方からは38号車KeePer CERUMO GR Supraの石浦宏明がセクター2まで全体ベストタイムを刻んでいたが、最終区間で37号車Deloitte TOM’S GR Supra、39号車DENSO KOBELCO SARD GR Supraという2台のトヨタGRスープラに引っかかってしまい、38号車KeePerはアタックを断念。39号車DENSOもペースが上がらずQ1敗退を喫し、セッション後には石浦が37号車Deloitteのピットに行くシーンが映し出された。
Q1はその後も続々とアタックが行われ、前戦SUGOの大クラッシュから復活を遂げた64号車Modulo CIVIC TYPE R-GTの大草りきが1分32秒623でトップに立つ。2番手には3号車Niterra MOTUL Zの三宅淳詞、3番手には23号車MOTUL AUTECH Zの高星明誠のニッサン/ニスモの2台のZが続くが、19号車WedsSport ADVAN GR Supraの阪口晴南が3番手に飛び込んでくる。
5番手には燃料流量リストリクターランクダウンが適用された1号車au TOM’S GR Supraが続き、37号車Deloitte TOM’S GR Supra、14号車ENEOS X PRIME GR Supra、12号車TRS IMPUL with SDG Z、24号車リアライズコーポレーション ADVAN Z、38号車KeePerまでが10番手でQ2に進出した。
一方で16号車ARTA、100号車STANLEY CIVIC TYPE R-GT、8号車ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT、17号車Astemo CIVIC TYPE R-GTという4台のホンダ・シビック・タイプR-GTに加え、昨年のオートポリス大会を制している39号車DENSO KOBELCO SARD GR SupraがQ1敗退となった。