俳優竹内涼真(32)が、26年4月上演のミュージカル「奇跡を呼ぶ男」(東京建物 Brillia HALLなど)に主演することが19日、分かった。
挑むのは詐欺師の役。伝道師ジョナス・ナイチンゲールが集会のショーで見せる「奇跡」に人々は熱狂し、涙し、心を動かされていくが、それは真っ赤なうそだった。ジョナスは妹や仲間たちと奇跡を演出し、献金を集めて各地を放浪する詐欺師。バス故障で立ち寄った田舎町で女性保安官、足の不自由な少年と出会い、何かが変わり始める。
放送中のTBS系ドラマ「じゃあ、あんたが作ってみろよ」で夏帆とダブル主演を務めるなど、映像作品の活躍が続く竹内にとっては21年の「17 AGAIN」以来、2作目のミュージカル出演となる。「5年ぶりの舞台、とてもワクワクしています。『奇跡を呼ぶ男』という題名を目の前にして、これは僕がやるべきなのでは、と直感しました。作品が持つエネルギー、音楽、グルーヴ感に心を奪われた感覚があります」。
今作は92年の映画をもとに10年にミュージカル化され、ラウル・エスパルザ主演でブロードウェイに進出。音楽は「アラジン」「リトル・マーメイト」で知られるアラン・メンケン、作詞は「塔の上のラプンツェル」「スクール・オブ・ロック」のグレン・スレーターと、トップクリエーターたちが参加した。
竹内は「リズム感、音楽の歴史、言語の違いに大きな壁を感じましたが、あえてそのリスクに向き合い、日本で組むチームで超えていきたいという思いで作品に臨む決心をしました」と意気込みを明かす。日本版はイギリスの新進気鋭演出家、ジェニファー・タンが演出を務める。
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うそを重ねてきたジョナスは、本当の奇跡を起こすことができるのか。竹内は「『ウソから始まる本当』。この言葉はいろんな角度から捉えることができると思います。僕自身、この言葉にものすごく可能性を感じています。その可能性とチーム、そして自分を信じて、奇跡を起こしにいきたいと思っています!劇場でお待ちしています」とアピール。東京公演のほか大阪、福岡、愛知でも上演を予定している。
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