乃木坂46奥田いろはの”大人ぶり”にカメラマン共々驚き「一日を幸せに終えるぞ」プロ思考も発揮

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2025年10月20日 05:11  日刊スポーツ

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ミュージカル「レイディ・ベス」出演の意気込みを語る奥田いろは(撮影・中島郁夫)

<ニッカンスポーツ・コム/芸能番記者コラム>



乃木坂46奥田いろは(20)が、大作ミュージカル「レイディ・ベス」(26年2月9日初日、日生劇場ほか)に出演する。昨年「ロミオ&ジュリエット」のジュリエット役で初ミュージカルに挑み、今春の「1789−バスティーユの恋人たち−」でヒロインのオランプ役を好演するなど存在感を発揮。このほど日刊スポーツ連載「坂道の火曜日」で取材の機会に恵まれ、“大人”の階段を駆け上がる姿に触れることができた。


記者が「坂道の火曜日」の取材に携わるようになったのは約2年前。複数回インタビューの機会に恵まれたメンバーは数少ないが、奥田はそのうちの1人だ。今年4月、「1789−バスティーユの恋人たち−」初日前にも多忙な中で取材の機会をいただいており、今回は約半年ぶり2度目のインタビューとなった。


かねてパフォーマンスに対してとてもストイックな印象を受けていたが、今回は言葉の端々にアイドルとして、さらにミュージカル俳優としての強い意識がよりにじみ出ているように感じられた。佇まいも大人びており、今回1年ぶりに奥田を撮影したというカメラマンも「すごく大人っぽくなった」と驚いていた。


苦悩などをあまり口にしない印象があるが、「レイディ・ベス」では新境地の役柄ということもあり「怖いなって思うくらい、プレッシャーを感じました」と重圧を実感。アイドル活動と一線を画すミュージカルの世界で、さまざまな壁にぶつかりながらも懸命に努力を重ねてきた。「『いろはが頑張っている』ではなく、物語で見てくださる方の感情を動かせたらと思っています」と奮い立つ。


これまでの舞台経験は、グループでのパフォーマンスにも生きているという。10月上旬のアンダーライブを振り返り「去年はやりたかったけどできなかった表現がありましたが、今年は少し『やりたかったことができた!』という場面が増えた気がします」と胸を張った。


アイドル活動に舞台出演と多忙な日々が続く。体調管理で意識していることを聞くと、「心を健康に保つことです。病は気からという言葉もありますが、落ち込んだりすると免疫力がグッと下がって、風邪にかかりやすくなったりすると感じます」と答えた。


「落ち込むことなどもあると思いますが、自分の中で割り切る力がつきました」とし、毎日幸せな気持ちで眠ることを意識。「奥田いろはとしては『ちゃんと今日一日を幸せに終えるぞ』と思って、活動とそれ以外で『いったんここは切り離そう』と考えて、自分を守れているような気がします」とほほ笑んだ。


20歳にして気持ちの切り替えができている。驚いた記者が思わず「プロですね」と伝えると、「今の活動をしていなかったら、そういった考えにたどり着かなかったと思います」と照れ笑いした。


天真らんまんな笑顔や、礼儀正しく丁寧な振る舞いはずっと変わらない。日々進化を続けるニューヒロインを、これからも追い続けていきたい。【玉利朱音】

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