
上空の寒気の流れ込みのピークは明日21日(火)にかけて。24日(金)頃までは北日本に寒気が居座るため、朝晩を中心に冷え込みが強まりそう。厚手のアウターで対策を。
北日本の上空に寒気 冬の便り続々
昨日19日(日)から北日本を中心に寒気が流れ込んでいます。今日20日(月)の朝は、北海道札幌市にある手稲山(ていねやま)で「初冠雪」、稚内で「初雪」が観測されました。三国峠や石北峠など、標高の高い峠では雪の積もっている所があります。
明日21日(火)にかけて、北海道の上空1500メートル付近でマイナス6℃以下の強い寒気が流れ込むでしょう。平地でも降れば雪になるような冷たい空気です。日中は雨に変わっても、今日の夜から明日21日(火)朝にかけては再び雪が降り、路面の状態がさらに悪くなる所も出てくるでしょう。
24日頃まで寒気の影響 朝晩は冷える
24日(金)頃までは、北日本の上空にこの時期としては強い寒気が居座り、地上の気温も朝晩を中心にグッと下がるでしょう。
最低気温は、札幌で3℃から5℃くらいと、霜が降りるほどの冷え込みになりそうです。仙台は25日(土)にかけて10℃を下回り、市街地でも紅葉が進むような気温です。特に24日(金)と25日(土)は穏やかに晴れる所が多く、朝晩と日中との気温差が大きくなるでしょう。
北陸や関東から九州も朝晩は冷えて、15℃を下回る所が増えそうです。東京都心は22日(水)の最高気温が15℃を、一日を通して空気が冷たいままとなるでしょう。
26日(日)から27日(月)は低気圧や前線の影響で雨の降る所が多く、この雨を境に再び寒気が流れ込みそうです。寒暖差や気圧の変動で体調を崩さないようにしてください。
秋・冬用アウターの準備を
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上の図は、朝の時間帯の服装の目安をイラストにしたものです。
札幌は、冷え込みが強まる24日(金)と25日(土)はダウンジャケットが目安になっています。仙台はトレンチコート、金沢と東京もトレンチコートなど、秋物のアウターでちょうど良い日があります。東海から九州は、ジャケットなど羽織るものが欠かせません。
関東から西では、気温が上がる日中は上着なしで過ごせる日も多くなりそうです。出かける時間に合わせて、重ね着などで調節してください。