機能的で美しいプロポーションを両立したブランドおなじみの人気SUVクーペ版『Q6 Sportback e-tron(キューシックス・スポーツバック・イートロン)』を追加設定 次世代の電動SUVとしてBEV専用プラットフォーム“PPE(プレミアム・プラットフォーム・エレクトリック)”を採用したアウディの『Q6 e-tron(キューシックス・イートロン)』シリーズに、機能的で美しいプロポーションを両立したブランドおなじみの人気SUVクーペ版『Q6 Sportback e-tron(キューシックス・スポーツバック・イートロン)』が追加設定された。アウディジャパンは電動モデルのラインアップを拡大するとともに、世界的な販売を記念して展開される2色のグローバル限定モデル“edition one grey(エディション・ワン・グレイ)”と“edition one blue(エディション・ワン・ブルー)”も設定し、10月1日より販売を開始している。
ブランドのSUVラインでもおなじみのバリエーションが追加された『Q6 e-tron』シリーズだが、新型スポーツバックの車高はSUVよりも最大40mm低く、優れた空力性能によりcd値(空気抵抗係数)は0.26となり、SUVに対して一充電走行距離が最大20km増加している。
優雅でゆるやかな曲線を描き、より低く引き締まった形状のルーフを持ちながら、収納スペースには容量511リッターのラゲッジコンパートメントと64リッターのフロントトランク(フランク)を備え、リヤシートを折りたたむと最大1373リッターまで拡大。ホイールベースも2895mmの長さが確保され、室内スペースは後席に至るまで余裕の広さを誇り、各部合計25リッターの便利な収納スペースも用意されている。
そのインテリアは、ドアとダッシュボードにドライバーとパッセンジャーを包み込むソフトラップデザインを採用。曲面デザインとOLED技術を採用するMMIパノラマディスプレイは、11.9インチスクリーンのバーチャルコックピットプラスと14.5インチのMMIタッチディスプレイが一体化し、ダッシュボードの10.9インチMMIパッセンジャーディスプレイ(オプション)やARヘッドアップディスプレイなどにより、新規軸のデジタルステージを構成する。
そしてエクステリアの機能面でも、都合8パターンから選択可能なデジタルデイタイムランニングライトと、後続車へ注意を促すコミュニケーションライトとして安全性も高める360セグメントを備えた6枚のパネルによるライティングシグニチャーを表示するOLEDリヤライトを搭載した。
国内導入モデルのうち『Q6スポーツバックe-tron』には2種類のバッテリーサイズとふたつの駆動バリエーションが用意され、一充電走行距離が最長589km(WLTCモード)の標準仕様は総電力量83kWhの高電圧バッテリーを搭載し、ローンチコントロールモードで215kWの最高出力を発揮し、後輪駆動により0–100km/h加速を7.0秒で駆け抜ける。
一方、伝家の宝刀たる四輪駆動の“quattro(クワトロ)”仕様は、一充電走行距離が最長663kmに。総電力量100kWhの高電圧バッテリーを搭載し、最大出力285kWの出力により0–100km/h加速を5.9秒で達成する。
そして高性能グレードに君臨する『SQ6スポーツバックe-tron』では、前後軸に計2基の電動モーターを搭載し、ローンチコントロールモードではシステム最大出力380kWを発揮。こちらもquattroの四輪駆動により0–100km/h加速はわずか4.3秒で到達。一充電走行距離も最長685kmを誇っている。
いずれのモデルも標準バッテリーには800Vテクノロジーを採用し、ヨーロッパでは最大充電出力は270kWに対応。最適な急速充電ステーション(High Power Charging:HPC)を利用すると約21分で充電レベル(SoC)を10%から80%まで回復する。日本では最大135kWで対応し、Audi charging hubや国内アウディ販売店に設置されている、CHAdeMO方式として国内最大出力の150kW急速充電器を利用した場合は約35分で充電レベル(SoC)を10%から80%まで引き上げる。
その導入を記念し、グローバル限定モデルとして用意された2色の”エディション・ワン”は、四輪駆動の“quattro”仕様をベースに、スポーティなS lineパッケージやダークAudi rings&ブラックスタイリングパッケージ、さらにファンクションパッケージ、テクノロジーパッケージ、ラグジュアリーパッケージの5つのオプションパッケージを標準採用。専用のダークヘッドライトハウジングや存在感のあるレッドブレーキキャリパー、Audi Sport製21インチアルミホイールも特別装備している。
インテリアにも、同じく特別装備のハイテックメッシュアンスラサイトのデコラティブパネルを採用し、マグネットグレーの“エディション・ワン・グレイ”が80台、アスカリブルーメタリックの“エディション・ワン・ブルー”が20台の限定導入に。価格は前車が1277万円、後車が1292万円となり、カタログモデルも878万〜1359万円(いずれも税込)となっている。
●アウディジャパン公式サイト:https://www.audi.co.jp/ja/models/q6-e-tron/audi_q6_sportback_e-tron/
[オートスポーツweb 2025年10月20日]