
映画『#拡散』が、2026年2月27日から全国公開される。
富山県の小さな町を舞台に、介護士の浅岡信治が妻をワクチン接種直後に亡くし、深い喪失と疑念から反ワクチンの象徴として利用されていく姿を描く同作。愛と狂気の間で揺れ動く男の姿を通して、虚実あふれる情報に翻弄される現代社会に静かな問いを投げかける。
監督は映画『ゴールド・ボーイ』で製作総指揮を務めた白金(KING BAI)。脚本は『あゝ、荒野』『正欲』などの港岳彦が担当している。富山県でオールロケを実施。
出演者は浅岡信治役の成田凌に加えて、婚約者を医療事故で失った過去を持ち、浅岡の姿を「夫婦愛の象徴」として紹介する新聞記者・福島美波役の沢尻エリカ。沢尻は2019年9月公開の『人間失格 太宰治と3人の女たち』以来、約7年ぶりの映画出演となる。
ティザービジュアルもあわせて解禁。遺影を背に遠い山々に向かって歩く男の姿が印象的なビジュアルとなっている。
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かなりチャレンジングな企画。
オファーを受けていいものか、はじめは少し迷う自分もいました。
ですが、脚本を読ませていただき、即決。
生活の一部となっているものの恐ろしさを改めて感じる作品だと思います。
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映画「#拡散」、お楽しみに。
今回は記者役で参加しています。
なかなか踏み込んだ題材で、今の時代を象徴する作品だと思います。
久しぶりの映像作品で緊張もありましたが、
スタッフ・キャストのみなさんに温かく迎えていただき、とても心強かったです。
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この映画は、反ワクチンでも推進でもありません。あの時、誰もが経験した「見えない不安」をどう受け止めるかを描いた作品です。人は時間が経つと、嫌な記憶を少しずつ忘れていきます。しかし、あの時感じた痛みや恐れをもう一度見つめ直すことも必要だと思いました。一つの悲劇を通して、人間の優しさと脆さを描きました。AI時代を迎え、音声も映像もより多くのフェイクが作られるようになるでしょう。だからこそ、自分を信じ、身近な人を大切にしながら生きることが重要になります。情報があふれる社会の中で、「何を信じるか」「どう生きるか」を考えるきっかけになれば嬉しいです。私自身も答えは分かりません。この映画を通じて、皆さんと一緒に考えていきたいと思います。
浅岡信治役の成田凌 ©2026 #VIRAL PRODUCTION COMMITTEE
福島美波役の沢尻エリカ ©2026 #VIRAL PRODUCTION COMMITTEE
『#拡散』ティザービジュアル ©2026 #VIRAL PRODUCTION COMMITTEE