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世界的ベーシストで、6弦ベースの考案者でもある、アンソニー・ジャクソンさんが19日、死去した。73歳。
楽器を手がけた米ギター工房のフォデラ社が公式サイトで発表し、米国の各メディアが伝えた。近年は脳卒中を発症し、パーキンソン病も患っていた。
ジャクソンさんは、マドンナ、ロバータ・フラック、スティーリー・ダン、チャカ・カーン、オージェイズ、リー・リトナー、アル・ディ・メオラのら著名歌手やミュージシャンと多数共演。渡辺貞夫、渡辺香津美、矢野顕子、上原ひろみら日本のミュージシャンとも共演し、多数の来日公演にも参加した。
1952年6月23日、ニューヨーク生まれ。10代でピアノを始め、その後ベースに転向し、フィラデルフィアのソウルシーンで活動をスタート。オージェイズの「For the Love of Money」のベース演奏などで一躍注目された。
その後は、ポップス、ソウル、ジャズ、フュージョンなどジャンルを問わず最初に声がかかる「ファーストコール・ミュージシャン」の1人として活躍。音楽の幅を広げるため、通常4弦のベースの高音と低音を拡張した6弦ベースも発案した。体調を崩す前は巨体で、リズムを取るように体を揺らしながら、指を自在に動かすパワフルかつテクニカルな演奏力で、多くのミュージシャンやファンを引きつけた。参加作品は枚挙にいとまがないが、一部海外メディアは「30以上の国で、3000回以上のレコーディング、500枚以上のアルバムに参加した」と報じている。
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