勝田貴元、好感とともにラリージャパンへ「クルマとタイヤに良いフィーリング」/第12戦後コメント集

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2025年10月21日 06:00  AUTOSPORT web

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勝田貴元(トヨタGRヤリス・ラリー1) 2025年WRC第12戦セントラル・ヨーロピアン・ラリー
 10月19日(日)、ドイツ/オーストリア/チェコの3カ国を舞台に、2025年WRC世界ラリー選手権の第12戦『セントラル・ヨーロピアン・ラリー(CER)』の最終日が行われ、TOYOTA GAZOO Racing WRTのカッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組(トヨタGRヤリス・ラリー1)が総合優勝を飾った。TGR-WRTはこれで5年連続、通算9回目のマニュファクチャラーズタイトルを獲得。日本の勝田貴元(トヨタGRヤリス・ラリー1)は、総合4位で大会を終えた。

 そんなCERを終えた各陣営より、ドライバーたちのコメントが届いている。


■Mスポーツ・フォードWRT


●グレゴワール・ミュンスター(#13 フォード・プーマ・ラリー1)/総合27位

「金曜日に僕がミスをしたために、望んでいた結果になっていない。ジャンプの着地でサスペンションが壊れてしまったが、あのステージでは何かを試す必要があった」

「全体的に、僕たちはカナリア諸島(第4戦)にいた時よりも他のドライバーたちとの距離がずっと近くなっていることがわかり、とても励みになっている」

「難しいターマック(舗装路)のコンディションでも、他のドライバーたちと互角に戦えるのはうれしいことだし、日本でもそのことを示すチャンスがまたあると思う」


●ジョシュ・マッカーリーン(#55 フォード・プーマ・ラリー1)/総合7位

「大きな学びの経験になった。今週末はフィールドの先頭と最後尾を走り、あらゆることを経験した」

「グレッグ(ミュンスター)が金曜日の不運な出来事から復帰したので、タイムを正確に比較することができて本当に良かった」

「ラリーのスタートから今まで、僕たちは彼とのギャップを縮めてきた。それがこのイベントに臨む僕たちの主な目標のひとつだった」


■ヒョンデ・シェル・モービスWRT


●ティエリー・ヌービル(#1 ヒョンデi20 Nラリー1)/リタイア

「マルティン(・ウィダグ/コドライバー)と僕は午前中に激しくクラッシュしてしまった。僕たちはメディカルチェックを終えた。救急隊員と病院のスタッフに感謝したい。彼らは僕たちの健康状態を見て問題がないことを確認するのに、素晴らしい仕事をしてくれた」

「すべては通常どおりだったが、橋の直前でミスをしてしまった。それは僕たちのミスだった。ペースノートが楽観的すぎたので、アンダーステアになって橋のバリアに突っ込んでしまった」

「ラリーでは、ほんの小さなミスも一大事になる可能性があることはわかっているが、今日まさにそうなってしまった。僕たちはさらに強くなって日本に戻るために全力を尽くしていく」


●オィット・タナック(#8 ヒョンデi20 Nラリー1)/総合3位

「今週末はできる限りのことをしたので、この結果に満足する必要がある。厳しい週末だった」

「金曜日は苦戦してかなりのリードを許してしまったが、昨日は少し反撃することができた。今日はグリップが非常に高いコンディションだった。レースもとても激しくなったが、僕たちはトヨタ勢への対策を持ち合わせていなかった」

「僕は戦いを楽しんだが、負けたことは楽しくなかった。日本に向けて多くのことを学んだので、もう少し改善するためにいくつか小さな変更を加えられるか見ていくよ」


●アドリアン・フルモー(#16 ヒョンデi20 Nラリー1)/総合5位

「ラリーの最初の数ステージでは調子が良かったが、滑りやすくバンピーなセクションでは充分なパフォーマンスを発揮できなかった」

「週末の間、平坦な道では多少の進歩があったが、他の場所ではタイムを失ってしまった。今日はいっそう厳しかった」

「マシンと格闘していたが、日本に向けて適切なセットアップを見つけるために重要な進歩を遂げたと思う。まだ取り組む必要があるけれど、今週末と同じ結果にならないことを願っている」


■TOYOTA GAZOO Racingワールドラリーチーム(TGR-WRT)


●エルフィン・エバンス(#33 トヨタGRヤリス・ラリー1)/総合2位

「チームがふたたびマニュファクチャラー選手権を制覇したことを心から嬉しく思う。この背景には多大な努力があり、ベストなクルマと最高のチャンスを提供するために、チームの全員が一生懸命取り組んできた」

「そのことに心から感謝し、よくやってくれたと伝えたい。自分にとっては期待していたような週末ではなかったかもしれない。さらに上を目指せる可能性があったと思うので、少し悔しい気持ちもある」

「今日は流れを変えることが重要だったが、より良い1日になった。オィットから2位を奪い返すことができたので、今日の結果には満足している」


●カッレ・ロバンペラ(#69 トヨタGRヤリス・ラリー1)/総合優勝

「ワークショップのみんな、そしてこのラリーのサービスパークにいる仲間を含むチーム全員に、心からの祝福を贈りたい」

「ふたたびマニュファクチャラーズタイトルを獲得できたことは、我々が最高のチームであることの証明だ。全員が協力し合いながら一生懸命働いてくれている。本当にありがとう。自分たちにとって非常に良い週末だった」

「ターマックに戻ることができて嬉しかったし、ペースもかなり速かったので、チームとともに素晴らしい仕事ができたと思う。ドライバー選手権に関しては依然として簡単な状況ではないが、今回の結果によって可能性は高まった。次のラリージャパンでもこの調子を維持できるように努めたい」


●セバスチャン・オジエ(#17 トヨタGRヤリス・ラリー1)/総合29位

「このチームとともにふたたびマニュファクチャラーズタイトルを獲得できて素晴らしい気分だ。進化し続け、勝ち続けるのは決して簡単なことではないが、それこそがこのチーム全体のスピリットであり、誇りに思う」

「何事も簡単には得られないからこそ、この勝利を祝うべきだし、今後もプッシュし続け、この成功を継続させたい。今日のクルマは完璧だった」

「昨日の出来事の後、最大限のポイントを取り戻せる状態に修理してくれたチームに感謝する。もちろん、このラリーでより良い結果を残したかったのは確かだが、タイトル争いにはまだ現実的な可能性が残っているので、次の日本でのラリーが楽しみだ」


●勝田貴元(#18 トヨタGRヤリス・ラリー1)/総合4位

「今年もマニュファクチャラーズタイトルを獲得できたのは、素晴らしいことです。チーム全員に心から感謝します。彼らは本当に一生懸命働いてくれましたし、チームメイトたちも素晴らしい仕事をしました」

「自分も今回のセントラル・ヨーロピアン・ラリーでは良い走りをすることができましたし、ラリージャパンを前にクルマとタイヤに良いフィーリングを感じることができたのは良かったです」

「まだ完全には満足していないですし、改善すべき点もありますが、自分にとって非常に重要なイベントであるラリージャパンに向けて、できるかぎり努力し、プッシュし続けるつもりです」


■TGR-WRT2


●サミ・パヤリ(#5 トヨタGRヤリス・ラリー1)/総合6位

「チームがマニュファクチャラーズタイトルを獲得したことに、心からの感謝と祝福を贈りたい。自分にとってはまずまずの週末だった」

「この週末、非常に良いステージタイムを何度か記録できたと思う。コンディションがとくにトリッキーな状況で、まだ学ぶべき点も多くあったが、それは今シーズンの課題の一部だ」

「全体的には今回のイベントから、次の日本大会、そして将来に向けて多くのポジティブな要素を得られたと感じている」

[オートスポーツweb 2025年10月21日]

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