湯原昌幸、新曲で連れ添った女性の三くだり半歌う「僕と由美子のイメージを裏切ろうとしている」

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2025年10月22日 05:01  日刊スポーツ

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新曲「どうかしてるね」をリリース。「みなさん、ぜひ聴いてください」と笑顔でポーズを決める湯原昌幸(撮影・たえ見朱実)

歌手湯原昌幸(78)が、11月5日に徳間ジャパン移籍第1弾となる新曲「どうかしてるね」を発売する。ラテンタッチの曲調で、長年連れ添った女性から三くだり半を突きつけられて戸惑う男の心情を描いている。


「作詞は『残酷な天使のテーゼ』の及川眠子さんで、作曲は『天城越え』の弦哲也さん。対極の2人の斬新な組み合わせで、僕にフリオ・イグレシアスみたいな歌謡ポップスを歌わせようとしているんだ」と笑っている。


曲中、突然の別れを告げられた男は「悪いジョークと笑っておくれ」と歌っている。湯原は「好き嫌いを超越した生活で、男はドップリとぬるま湯につかっていたけど、女に急にお湯を抜かれた感じかな」。湯原は1983年(昭58)、36歳の時にポスト山口百恵とも呼ばれたトップアイドルだった当時23歳の荒木由美子(65)と結婚。以来42年、芸能界きってのおしどり夫婦として知られる。「この曲は僕と由美子のイメージを裏切ろうとしている。曲を聴いて、由美子は『ああすてきね』って言ってました」。


64年にグループサウンズ「スイング・ウエスト」のボーカルとしてデビューして62年目。「こんなに長く歌えると思ってはいなかった。声も車のエンジンと同じで、いつも暖めておかないとダメ。今回、カップリングに累計120万枚売れた『雨のバラード』を入れたけど、71年にソロになった時のアレンジということで1音半上げたんだ。出るところまでやってみようということだよね」。


健康のためにオリジナルの体操を考案した。「風呂の前に15分、寝る前に15分、ベッドの上で15分。血流とリンパの流れをよくするためにね。身体で悪いところはばね指くらい」。今年も残り2カ月。「春くらいに徳間に移る話があって、そこから準備が始まって、この曲のための年だったね。来年へ向けて頑張りますよ。歌って、芝居して、コメディーもやってきた。自分のできることをもう1回やるということかな」。


荒木との夫婦円満について「感性が近いことかな。13歳の年の差で始まって結婚したけど、してみたら年の差はツーペイ、差し引きゼロでなくなった。結婚話は、誰のも参考にもならないよね。それは当人同士、2人だけの問題だから。お互いの相性と努力、少なくとも僕と由美子はお互いにこの穏やかな生活をキープする努力をしている」と振り返った。


78歳と65歳の夫婦。「この間、飲んだ帰りに由美子の歩く後ろ姿を見ていて、これがあと10年、20年ぐらいしか続かないんだと思ったら、悲しくなってきちゃった。僕は120歳まで生きるつもりだけど、この2人の関係がいつか終わるのかと思うとね。まあ、大酒は飲まなくなったけど、休肝日をちゃんと作っておいしく酒を飲めるうちは、まだまだ大丈夫」と笑った。


◆湯原昌幸(ゆはら・まさゆき)1947年(昭22)3月5日、茨城県牛久市生まれ。64年バンド、スウィング・ウエストに加入してボーカル。70年に「見知らぬ世界」でソロデビュー。71年の「雨のバラード」が120万枚の大ヒット。03年「冬桜」がヒット。

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