明日23日は全国的に秋晴れ 週末の雨の後、週明けは北日本で冬の嵐 木枯らし発表か

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2025年10月22日 17:18  日本気象協会

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日本気象協会

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今夜にかけて関東から西の太平洋側は冷たい雨が続く。明日23日は天気回復し、24日にかけて広く秋晴れ。ただ、25日は東海や関東で天気が崩れ、26日は雨エリア拡大。27日は全国的に北風が強まり、東京地方や近畿地方で木枯らし1号となる可能性。北日本は次第に冬の嵐か。

今夜にかけて広く雨 関東など冬の寒さ

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今日22日(水)は、南の海上に停滞する前線の影響で、関東から九州にかけての太平洋側を中心に断続的に雨が降っています。沿岸部を中心に時折雨の降り方が強まり、北寄りの風も吹いて一層冷たく感じられます。

雨の地域を中心に最高気温は未明に出ていて、日中は冬を思わせるような寒さとなりました。東京都心は今朝は今シーズン一番気温が低くなりましたが、昼間も12℃前後で経過し、午後5時の気温が10.6℃と朝の最低気温を下回ってきました。お帰りの際も冷たい雨が続き、雨具と厚手の上着が手放せないでしょう。

また、沖縄や九州南部では局地的に雨が強まり、雨量が増えている所があります。竹富町波照間では午後4時40分までの24時間降水量が478.0ミリに達し、降り始めからの雨量は500ミリを超えました。観測史上1位の値を更新しています。このあとも九州南部や沖縄では雨雲がかかり続けるため、明日23日(木)明け方にかけて土砂災害に厳重な警戒を続けてください。

24日まで広く晴天 25日は関東や東海で雨 26日雨エリア拡大

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明日23日(木)は前線が南の海上へ南下するでしょう。太平洋側の雨はやんで、天気は回復に向かう見込みです。
今朝はこの秋一番の冷え込みになった所が多くなりましたが、明日23日(木)朝は今朝以上に冷え込みの強まる所もあるでしょう。暖かい毛布を準備するなど寒さに備えておきましょう。

24日(金)まで全国的に秋晴れが続く見込みです。
ただ、25日(土)は本州付近に低気圧や前線が近づき、関東や東海は午後から雨のエリアが広がりそうです。26日(日)は近畿から北海道まで広く雨で、本降りの雨になる所もあるでしょう。この雨のタイミングで再び関東を中心に気温が下がり、厚手の上着が欲しくなるような寒さになりそうです。

また、週明けは冬型の気圧配置となり、全国的に冷たい北風が強まるでしょう。もしかすると、東京地方や近畿地方で「木枯らし1号」が発表されるかもしれません。

※「木枯らし1号」とは、晩秋から初冬に初めて吹く強い北風のことです。東京地方と近畿地方のみ、一定の条件を満たした場合に発表があります。

週明けは風冷たく 北海道は平地も雪の可能性

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27日(月)夜から28日(火)にかけて、北海道は平地に雪を降らせるレベルの寒気(上空1500メートル付近でマイナス6℃以下)にすっぽりと覆われるでしょう。北海道は山沿いに限らず、平地でも雪が降る見込みです。東北では標高の高い山を中心に、雨から雪に変わる所があるでしょう。

先日20日(月)には、稚内、旭川、網走で初雪が観測されましたが、新たに冬の便りが届きそうです。北日本にお住いの方は、車を運転される場合は早めに冬用タイヤに変えておきましょう。徐々に雪や寒さへの備えが必要です。

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