菅野美穂のナレーションも一部初公開 〈フジコ・ヘミング世界の家〉スペシャル映像
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2025年10月23日 08:00 オリコンニュース

〈フジコ・ヘミング世界の家〉スペシャル映像より(C)2025「フジコ・ヘミング 永遠の音色」フィルムパートナーズ 2024年4月21日に旅立ったピアニストのフジコ・ヘミングさん最後のドキュメンタリー映画『フジコ・ヘミング 永遠の音色』(24日公開)の公開に先駆け、プライベートの拠点である“家”に関する〈フジコ・ヘミング世界の家〉スペシャル映像が解禁。菅野美穂のナレーションも一部初公開となった。
【動画】菅野美穂のナレーションも!〈フジコ・ヘミング世界の家〉スペシャル映像 本作では、フジコさんの生き様から生まれた、心揺さぶる唯一無二の演奏を映画館のスクリーンで最大限に体感できる。また、フジコさんのインタビュー映像・絵日記が初公開されるほか、本作で存在が明らかになる異母妹エヴァさんにストックホルムでインタビューを実施し、俳優だった弟ウルフさんが新たな真実を語る。2018年に劇場公開されロングランヒットした、初のドキュメンタリー映画『フジコ・ヘミングの時間』を含め、小松莊一良監督が約12年間追い続けたからこそ迫れた知られざるフジコさんの素顔。世界的な演奏家になるルーツと音色の秘密が解き明かされる。
フジコ・ヘミングと言えば、オリジナリティあふれるステージ衣装やステージ演出が知られている。世界各地へ演奏の旅に行っていたフジコさんは、パリ、ベルリン、東京、京都、サンタモニカに家があった。その家は、場所や周囲の風景はもちろん、古き良きもののみが持つ安らぎの美にあふれた家だった。多くの人があこがれる住まい。今回のスペシャル映像では、フランツ・リスト「ため息」の演奏にのせて、数々の美しい家の中から、サンタモニカ、京都、ベルリン、パリの家の中を見ることができる。アーティストであるフジコさんならではのセンスが感じられ、プライベートをのぞき見したような気分が楽しめる。
また、映画では、フジコさんが40代の日記に記した、憧れのパリの地に初めて到着したときの思いがきらびやかに描かれている。菅野美穂のナレーションで、心おどるような喜びが伝わってくる。今回解禁された映像の冒頭には、「部屋に置かれた椅子が、みんな違っててもいいんじゃない」というフジコさんの言葉がある。生きづらい現代社会で、画一的に人と同じでなくてもいい。自分の感性を大切にしたいというフジコさんならではのメッセージ。フジコさんの部屋のインテリアは、まさにフジコさんの自分だけの世界観となっている。同じように映画本編には、今の時代に生きる人々へフジコさんからのメッセージが残されている。
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