ティザービジュアル=『人間標本』12月19日より世界配信開始 (C)2025 Amazon Content Services LLC or its Affiliates. Amazonのプライム会員向け動画配信サービス「Prime Video」で12月19日より世界配信予定の新作オリジナルドラマ『人間標本』(全5話)の追加キャストとして、荒木飛羽・山中柔太朗・黒崎煌代・松本怜生・秋谷郁甫ら若手俳優たちが出演していることが発表された。
【画像】主演の西島秀俊と息子役の市川染五郎 本作は、『告白』『母性』『ユートピア』など数々の衝撃作を世に放ち続けるベストセラー作家・湊かなえが、デビュー15周年を記念して書き下ろし、「一番面白い作品が書けた」と自負する同名小説を原作とする実写ドラマ。“イヤミスの女王”と呼ばれる湊が、10年来温めてきた「親の子殺し」というセンセーショナルなテーマに正面から挑んだ本作は、蝶の研究者である榊史朗(さかき・しろう)教授が、息子・榊至(さかき・いたる)を含む6人の少年たちを「人間標本」にしたと衝撃の告白から始まる、禁断のミステリーサスペンス。
主演は西島秀俊。現代劇ドラマ初出演となる市川染五郎が、史朗の息子・榊至役で共演する。監督は、『余命1ヶ月の花嫁』『月の満ち欠け』などで知られる廣木隆一で、湊とのタッグは『母性』(2022年)に続く2作目となる。
今回発表となった5人が演じるのは、危うくも美しき少年たち。“色彩の魔術師”と呼ばれる世界的アーティスト・一之瀬留美(宮沢りえ)に芸術的才能を見出された彼らは、それぞれが異なる資質と優れた色彩感覚を持っていた。榊史朗(西島)の息子・至(市川染五郎)もまた、写実的な作品を得意とした絵画の才能に秀でており、少年たちと共に留美主催の絵画合宿に参加することに。山奥にひっそりと佇む留美の別荘に集まった6人の想いが交錯する中、留美の口から合宿の“ある目的”が告げられた時、悲劇の幕が開く。
「二原色の色覚」による独創的な世界を白と黒の水墨画で描く白瀬透(しらせ・とおる)役には、8歳の時スカウトされて2014年俳優デビューを果たし、大河ドラマ『西郷どん』(18年/NHK)、『あなたの番です』(19年/NTV)、映画『あのコはだぁれ?』(24年)など軒並み話題作で注目を集める荒木飛羽。
普段は物静かだが、胸に秘めた熱い魂を赤色のバラで鮮やかに描き出す赤羽輝(あかばね・ひかる)役には、映画『BADBOYS-THE MOVIE-』、『君がトクベツ』、W主演映画『純愛上等!』(26年)など、多くの話題作に立て続けに出演し、俳優としての活躍の幅を躍進的に広げながら、5人組ダンスボーカルグループ・M!LKのメンバーとしても活動中の山中柔太朗。
不遇な境遇に縛られず、ダイナミックなウォールアートを得意とする石岡翔(いしおか・しょう)役には、NHK連続テレビ小説『ブギウギ』(23年/NHK)での鮮烈な俳優デビュー以降、『見はらし世代』(25年)での映画初主演ほか4本の出演作品が今年公開を迎え、勢いに乗る黒崎煌代。
難関美術予備校に通うエリート、独創的な青色の世界を描くことが得意な深沢蒼(ふかざわ・あお)役には、連続テレビ小説『おむすび』(24年/NHK)での“風見先輩役”で一躍注目を集め、俳優デビュー3年目にして大河ドラマ『豊臣兄弟!』(26年/NHK)への出演も控える松本怜生。
“BW(Black and White)”という名ですでに世間から注目を集め、文字の無い新聞で人の悪意を風刺画として描くことが得意の黒岩大(くろいわ・だい)役には、映画『ブルーピリオド』(24年)での好演に加え、映画『この夏の星を見る』(25年)、ドラマ『良いこと悪いこと』(25年/NTV)と快進撃を続ける秋谷郁甫。
さらに、そんな最旬若手実力派俳優たちが彩る、本作の世界観を作り上げる美術監修及びティザービジュアルのアートディレクターとして、人気アーティストの清川あさみの参加も発表された。写真に刺繍を施す独特な手法で一躍注目され、ドラマ『大奥』(23年/NHK)で手がけたビジュアルも大きな話題になった。美術作品の他、衣装、広告、映像、空間デザイン、プロダクトデザインなど幅広く活躍を続け、“美しい瞬間”を独自の世界観で鮮やかに切り取ることに定評のある清川は、本作への参加にあたり、「湊かなえさんの世界を形にしていくことが何より嬉しく、この挑戦に関われることへの高揚感がありました」と喜びとともに期待高まる手応えをコメントしている。
清川による蝶の刺繍などのアートワークが施されたティザービジュアルには、市川染五郎氏演じる榊至と少年たちが横たわり、人間標本として収集される運命を暗示させる。
★今回発表された5人のコメント
■白瀬透(しらせ・とおる)役:荒木飛羽のコメント
幼い頃に湊かなえさんの作品に出演させていただいたことがあり、また母が湊かなえさんの大ファンで、母の本棚には先生の作品がたくさん並んでいたので、幼い頃からたくさん影響を受けてきた湊かなえさんの作品に、また出演させて頂けたことが本当に嬉しかったです。演じた白瀬透は特別な目を持った、白と黒の二色の世界で生きてきた青年です。子どもの頃のある出来事がきっかけで抱いた母親への強い思いをどう表現するか考えながら演じました。結末が最後までわからないスリリングな展開と、親子の絆や愛を感じられる物語を是非皆さんにも楽しんでいただきたいです。
■赤羽輝(あかばね・ひかる)役:山中柔太朗のコメント
何度も予想を裏切られる展開と人間の深い愛情と狂気に全く休むことなく見入ってしまう作品だと思います。
蝶で表現されているのがこの作品の特徴だと思いますが、実写化するにあたりプロフェッショナルの皆様により華麗に描かれていて、僕自身もすごく楽しみです。
現場では毎日吸収することが多く、悩むことがありつつも、それがすごく幸せでした。
輝という役は「ステージ」というところにポイントがあり、普段音楽活動をしている僕自身とも重ねながら役作りをしてこの作品に臨みました。
皆様の感想がすごく楽しみです!
■石岡翔(いしおか・しょう)役:黒崎煌代のコメント
湊かなえ先生×廣木隆一監督という最高のタッグによる作品に出演できたことを、本当に光栄に思います。
作中で後継者争いを繰り広げる6人の関係性は、俳優という同じ世界で生きる私たち自身の関係にも重なり、刺激的でした。
才能、愛、欲望が複雑に絡み合い、現実と虚構が交錯する世界。ぜひ、その人間の深淵を味わってください。
■深沢蒼(ふかざわ・あお)役:松本怜生のコメント
「美しいものを永遠に残したい」誰もが一度は抱く幻想だと思います。
その美への執着が生み出す芸術と犯罪の境が溶けていく過程には、狂気的でありながらどこか理屈では説明できない美しさがあります。
そんな湊かなえ先生の耽美的なホラーの世界を、廣木監督をはじめとする素晴らしい制作・キャストの皆様と映像化できたこと、そこに自分が存在できることを、一俳優として誇りに思います。
■黒岩大(くろいわ・だい)役:秋谷郁甫のコメント
『人間標本』という猟奇的かつ神秘的な芸術作品。
この作品が生み出されるまでに、たくさんの愛が詰まっている事を感じながら参加させていただきました。
また、魅力的な本作の中で、黒岩大として生きられたこと、本当に幸せでした。
そして西島さんをはじめとする素敵なキャスト・スタッフの方々とご一緒できたこと、光栄です。
配信まで今しばらく、お待ちください。