
山田洋次監督(94)が24日、出身地の大阪府豊中市で行われた最新作「TOKYOタクシー」(11月21日公開)の先行上映会の舞台あいさつに出席した。俳優北山雅康(58)も登壇した。
豊中市名誉市民の山田監督は「生まれ故郷の豊中に久しぶりに帰ってまいりました。生まれも育ちも岡町です。いまでも生まれた赤い屋根のオシャレな家が大事に保存されている。ありがたい」と感謝した。
「TOKYOタクシー」は24年に日本アカデミー賞外国作品賞を受賞した22年のフランス映画「パリタクシー」(クリスチャン・カリオン監督)が原作。主演は倍賞千恵子、木村拓哉。東京を舞台にタクシー運転手(木村)と、人生の終活に向かう85歳のマダム(倍賞)によるヒューマンドラマを描く。
本作が91作目のメガホンの山田監督は「倍賞さんとは何十年も一緒に作品をつくっているけど、これだけ積極的にしゃべる役は初めて」と話し、木村について「あんなに黙ってうなずいて、相手の役を受け止める役は初めてだったのではないかな」と振り返った。
本作では高齢者施設職員を演じた京都出身の北山は「木村さんがスタッフの皆さんとすごくお話をしてて、少年のように笑い合ってらっしゃった。木村さんが、スタッフさんとの交流で山田組の空気感を作ってくださってた」と感謝した。
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