
JO1豆原一成(23)、市毛良枝(75)が25日、都内で、ダブル主演する映画「富士山と、コーヒーと、しあわせの数式」(中西健二監督)公開記念舞台あいさつに出席した。市毛の主演は44年ぶり。
同作は女性の活躍が困難だった時代に学校を創立し、教育に尽力した島田依史子氏の著作を原案に、孫と祖母とが軽やかに紡ぐ家族の物語。豆原は大学生の安達拓磨、市毛は祖母の文子を演じる。
3カ月ほど前に完成作を見て「温かい気持ちなった」という豆原は「早く届けば良いなと思った」。市毛は「小さな家族の小さな物語が、こんなに大きな世界に広がるんだって思った」とし、「私たちが考えている以上の世界に連れて行ってもらった」。
オファーの際、豆原は「自分でいいのかなと思った」という。だが、「市毛さんとのダブル主演はなかなかない経験なので、僕ができることがあるならやりますって」と話し、「“はい”という返事しかなかった」と振り返った。
一方の市毛は「世の中が、年取った人を迷惑と思ったり、年を取った先にあまり幸せではない未来があるようなイメージをつけられているような気がして」という危惧を語り、「年を取って、こうなるとつらいと、若い人が思うのがいやだった」。だが、同作では「歳は取っているし、家族の問題もいろいろ抱えているけど、それを前向きに捉え、いくつになっても学べば明るい未来が見えると思わせてくれた」と前向きに捉えられたという。
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市毛は「本当に皆さまがいろんな思いを寄せてくださったおかげで、この物語がどんどん美しくなった。これからは見てくださった皆さんの愛で、どんどん羽ばたいていくと思います」と語ると、「なので、皆さまの愛を感じています」と感謝を述べた。
豆原は「学びだったり、家族だったり、皆さんが生きている中で直面する問題だったりとか、絶対誰かしらに刺さるものだと思っています」と説明。「なので、皆さんがこの映画を見て何かを始めてみたり、家族に思いを伝えてみたりとか、そういうきっかけになればうれしいです」とアピールした。
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