
発覚から4カ月。実質的な“芸能界引退”から、事態は新たに大きく動き出した。6月に“コンプライアンス上の問題”が発覚した元TOKIOの国分太一(51)を巡る問題だ。
「6月20日に国分さんがレギュラー出演していた『ザ!鉄腕!DASH!!』を放送する日本テレビが、国分さんによる複数のコンプライアンス違反行為があったことを緊急会見で発表。具体的な違反の内容については、詳しくは語られることはありませんでしたが、国分さんは『鉄腕DASH』を降板するに至りました」(スポーツ紙記者)
その後、国分を番組に起用していた他局も次々と日テレと同じ判断を下すことに。さらには国分本人が無期限の活動休止となるだけでなく、所属していたTOKIOも解散した。
「国分さんの姿がテレビで見られなくなって4カ月が経ちましたが、ここに来て初めて国分さん側から“異”が唱えられました。番組を降板させた日テレの対応に瑕疵(かし)があったとして日弁連に人権救済を申し立てたのです」(前出・スポーツ紙記者)
申立書によると、国分は6月18日、日本テレビに何も知らされずに呼び出され、何の準備もないままに事情聴取を受け、事実関係を認めたという。
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「その後、関係者の特定につながるような言動をしないことを求められ、番組の降板を告げられたそうです。国分さんは、何がコンプライアンス違反と認定されたのか伝えられなかった上に、関係者の特定につながる言動もできないため、具体的な説明も謝罪もできず、TOKIOの解散や他番組の降板、スポンサーとの契約解除につながったと主張しています」
そんななか23日、国分の代理人を務める菰田優弁護士が会見を行い「国分さんは日本テレビと対立するつもりはない。日本テレビと自分がやったことの答え合わせをさせていただきたい」としたのだが……。当の日本テレビの反応はというと、
「日テレ側は“会見を開いたことは誠に遺憾であり、強く抗議いたします”と一部メディアの取材に回答しています。国分さんの代理人弁護士が、日テレ側の代理人弁護士と協議中にもかかわらず、勝手に会見を開いて、やり取りの内容や関係者特定につながりかねない情報を公表したとして、強く憤っている模様です」(前出・スポーツ紙記者)
泥沼の様相を呈してきた国分のコンプライアンス違反騒動。この一件は問題発覚から公表、そして国分の降板までが非常に早いスピードで行われた。
「事務所との関係、そこで生まれる忖度……問題が起こっても対応が非常に遅い、なんなら“内々に処理”や“もみ消す”が平気で行われてきたのがテレビ業界であり芸能界でした。しかし、国分さんの件は異例の速さで処理された。その背景には、フジテレビと中居正広氏の問題があったからでしょう」(芸能関係者、以下同)
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中居氏の女性トラブル問題には、フジテレビ社員が深く関わっていた。そのため、中居氏だけでなく、フジテレビも大打撃を受けたのは知ってのとおりだ。
「中居氏の問題を受けて、あるキー局はハラスメント調査を強化しました」
一般社会に照らし合わせてみれば、“いまさら”行われたハラスメント問題への対応の強化。そのなかで行われたある調査によって、実はある1人の名前が浮かび上がって……。
「国分さんの問題が発覚したのが6月。その後、業界で“次にこの人が危ない”という噂がまことしやかに流れたのがAさん。さまざまな番組に引っ張りだこの大物タレントです。疑惑の内容はパワハラ。昔、“ヤンチャ”だったことを公言しており、番組でも年下のタレントに対して当たりが強いこともあった」
このタレントAについては、あるキー局内で“彼のパワハラを見たり、聞いたりしていないか”というアンケート調査が行われたのだ。
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「業界ではAさんが全番組を降板するのではないかと囁かれていたのですが、結局は“お咎めなし”と判断されました」
中居氏問題からテレビ局は大きく変化している――。
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