14点差に詰め寄るノリスがポール「あのラップで何が起きたか分からない」8番手ピアストリ「フラストレーションが溜まる」

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2025年10月26日 16:40  AUTOSPORT web

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2025年F1第20戦メキシコシティGP ランド・ノリス(マクラーレン)がポールポジションを獲得
 2025年F1メキシコシティGPの予選で、マクラーレンのランド・ノリスは今季5回目のポールポジションを獲得した。オスカー・ピアストリは8番手にとどまった。

 ノリスは、FP1はルーキー起用規則に従ってマシンをパト・オワードに託し、FP2から走行をスタート。そのセッションは4番手だったが、土曜FP3では2番手に0.345秒という大差をつけてトップに立った。予選はQ2では2番手に0.206秒差の首位でQ3に進出。Q3最初のランではシャルル・ルクレール(フェラーリ)に続く暫定2番手だったものの、2回目最後のランで自身のタイムを0.584秒縮め、ルクレールに0.262秒差をつけて、ベルギーGP以来のポールをつかんだ。

 ピアストリは、金曜日からノリスに大差をつけられ、それを予選Q3でも縮めることができなかった。FP3ではノリスより0.599秒遅く、予選Q3では0.588秒差の8番手に沈んだ。予選7番手のカルロス・サインツ(ウイリアムズ)がペナルティで降格されるため、ピアストリは日曜決勝を7番グリッドからスタートする予定。

 ピアストリはドライバーズランキング首位に位置しているが、過去4戦では、2位ノリスと3位マックス・フェルスタッペンよりポイント獲得数が少なく、現時点ではノリスとのポイント差はわずか14ポイントに減ってしまっている。

■ランド・ノリス(マクラーレン・フォーミュラ1チーム)FP3 1番手(1分16秒633/22周)予選 1番手(Q1=4番手1分16秒899:ソフトタイヤ/Q2=1番手1分16秒252:ソフトタイヤ/Q3=1番手1分15秒586:ソフトタイヤ)

「ポールに戻れてうれしい。けっこう久しぶりだから、いい気分だ」

「あのラップについて? よく分からない。何が起きたのか本当に分からないようなラップだった。まずまずの感触で、ラインを越えたら、1分15秒5と表示された。とてもうれしい驚きだったよ」

「週末を通じて調子が良く、特に今日、FP3、Q1、Q2、Q3と良い感触を持っていた。Q3の最後にはフェラーリ勢のことが心配になったけれど、肝心なところで力を発揮できたので満足している」

「ここでは過去に良いレースをしてきた。自分がコントロールできることに集中するだけだ。それが僕にできることのすべてだ」

「僕はここに勝ちに来ている。前を見ていく。背後に速いドライバーたちがいることは分かっているし、ターン1までの距離は長い。フェラーリ勢のレースペースは通常、強力だから、バトルになると予想している。簡単なレースになるとは思っていない。前を見据えて、どれだけの差をつけることができるか見ていく」

■オスカー・ピアストリ(マクラーレン・フォーミュラ1チーム)FP3 5番手(1分17秒232/23周)予選 8番手(Q1=10番手1分17秒158:ソフトタイヤ/Q2=7番手1分16秒737:ソフトタイヤ/Q3=8番手1分16秒174:ソフトタイヤ)

「厳しかった。重要な場面でのラップは、悪くなかったように感じたものの、明らかに自分が期待していたラップタイムではなかった。理解すべきことがいくつかある。とにかくフラストレーションの溜まるセッションだった」

(Q2で、「何か変なことが起きた」と無線を通して報告したことについて聞かれ)「PUは問題なかったと思う。あるコーナーで少しパワーが足りなかったけれど、大きな影響が続いたわけではない。足りなかったのはラップタイムだ。すべてが普通に感じられた。高地なので、マシンがここで素晴らしく感じられることはないが、すべてがかなり普通に感じられた。ただラップタイムが出なかっただけだ」

「(決勝は)良いスタートを切ることを心掛け、そこから何ができるか見てみる。ターン1までの距離は長いので、そこにチャンスがある。それを生かしたい」

[オートスポーツweb 2025年10月26日]

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