今朝 北海道で台風並みの暴風 夕方にかけて警戒 近畿地方など「木枯らし1号」か

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2025年10月28日 09:28  日本気象協会

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日本気象協会

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今朝28日(火)は、全国的に西または北よりの風が強く、北海道宗谷岬では最大瞬間風速31.4m/sと台風並みの暴風に。北海道の日本海側では夕方にかけて暴風に警戒を。東京地方や近畿地方では、「木枯らし1号」の可能性も。

北海道は夕方にかけて暴風に警戒

今日28日(火)は、西高東低の気圧配置で、北海道や東北の日本海側では、西または北よりの風が強く吹いています。最大瞬間風速は、北海道宗谷岬で31.4m/s(4:20)、北海道えりも岬で30.6m/s(1:02)、北海道初山別で30.1m/s(5:36)と、台風並みの暴風となっている所もあります。午前9時現在、北海道の宗谷地方、留萌地方、石狩地方、檜山地方の一部地域に暴風警報が発表されています。(数値はいずれも速報値)

夕方にかけて、看板が落下・飛散するほどの非常に強い風の吹く恐れがあります。竜巻などの激しい突風に十分ご注意ください。

東京地方・近畿地方で「木枯らし1号」か

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今日28日(火)は、西または北よりの風が強いため、東京地方と近畿地方で「木枯らし1号」となる可能性があります。

木枯らしとは、晩秋から初冬にかけて吹く北よりの強い風のことで、シーズン最初の木枯らしを「木枯らし1号」として気象庁が発表しています。「木枯らし1号」は、東京地方と近畿地方でしか発表されておらず、そのほかの地域では発表がありません。

発表基準は地域によって異なり、東京地方は10月半ばから11月末にかけての期間・西高東低の冬型の気圧配置・最大風速が8m/s以上の西北西〜北の風が吹いたとき。近畿地方は霜降から冬至にかけての期間・西高東低の冬型の気圧配置・最大風速が8m/s以上の北よりの風が吹いたとき(今年の霜降は10月23日、冬至は12月22日)となっています。

木枯らしが吹くと、体が冷えやすく、空気の乾燥も進みます。お肌や喉のケアを念入りに行うなど、体調管理にお気をつけください。

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