「サインツが突っ込んできた」5周リタイアのローソン、マーシャルとのニアミスも/ハジャーはトップ10圏内を守れず

0

2025年10月28日 12:40  AUTOSPORT web

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

AUTOSPORT web

2025年F1第20戦メキシコシティGP決勝 リアム・ローソン(レーシングブルズ)の前でコースを横切るマーシャルたち
 2025年F1メキシコシティGP決勝で、レーシングブルズのアイザック・ハジャーは13位、リアム・ローソンはリタイアに終わった。

 ハジャーは8番グリッドから1周目に11番手に後退。ミディアムタイヤでファーストスティントを長く取ったものの、34周目のピットストップ直前は10番手にとどまった。セカンドスティントを15番手から始め、47周目にポイント圏内に。しかしレース最後の10周は、ユーズドソフトタイヤでポジションを維持できなくなり、62周目から64周目に3つ後退、最終的に13位フィニッシュとなった。

 ローソンは、スタートの発進自体は良かったが、ターン1の出口でカルロス・サインツ(ウイリアムズ)にヒットされ、マシンにダメージを負ったため、2周目にピットに入らなければならなかった。一度はコースに復帰したローソンだが、結局ダメージが大きすぎたため、5周でリタイアすることになった。

 なお、ローソンが3周目にコースに復帰した際、ターン1から3ではダブルイエローフラッグが振られていたが、ターン1出口でローソンのすぐ前でふたりのマーシャルがコースを横切るという事件が起きた。ローソンは無線で「なんてことだ。冗談だろ? ひいてしまうところだったじゃないか」と話し、レースエンジニアから「見たよ。避けられてよかった」と声をかけられていた。

■アイザック・ハジャー(ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズ・フォーミュラ1チーム)決勝=13位(70周/71周)8番グリッド/タイヤ:ミディアム→ソフト

「フラストレーションの溜まるレースだった。スタートはかなり良かったが、オープニングラップのターン6でミスをして数ポジションを失い、それがレース全体に大きく影響した」

「全体的に良い戦略だったと思うが、今日はポイント争いをするのに十分なペースがなかった。決勝に向けてソフトタイヤはユーズドしかなく、後方から新しいコンパウンドでより速いペースで追い上げてくるドライバーたちに対抗できなかった」

「この週末を振り返ると、それでもいくつかポジティブな要素があると思うし、それをシーズン最後の4レースに持ち込みたい」

■リアム・ローソン(ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズ・フォーミュラ1チーム)決勝=リタイア(5周/71周)15番グリッド/タイヤ:ソフト→ハード

「とても良いスタートを切ることができ、ターン1のアウト側に大きなスペースがあったので、そこに飛び込んだ。多くのドライバーがスライドしているなか、カルロスに対して十分なスペースを空けていたが、彼は左を確認せずにシケインをカットした。そうして彼は僕のマシンの側面に突っ込んできたため、残念ながらマシンが破壊され、リタイアせざるを得なくなった」

「週末を通してスピードは良かったので、それを示せなかったのは残念だ。もちろん、2週間後のブラジルに向けて、この週末から学びを得るつもりだ」

[オートスポーツweb 2025年10月28日]

    ランキングスポーツ

    前日のランキングへ

    ニュース設定