
歌舞伎俳優中村壱太郎(35)が29日、都内で、「ART歌舞伎2025〜DEEP FOREST〜」(11月8日、東京・観世能楽堂)の取材会を行った。20年7月に初配信した主宰プロジェクト「ART歌舞伎」の初めての劇場公演となる。
今年3月から企画が動き始めたそうで、歌舞伎の舞台出演が続く中、準備を続けてきた。「本公演に影響が出たら本末転倒だと思うんですけど、忙しければ忙しいほど、アドレナリンが出る。馬車馬みたいな感じです。荷物を乗せられれば乗せられるだけ運ぶし、というのを自分で全部やってるって感じですね」と笑った。
ヒット映画「国宝」には所作指導として入り、舞踊の選定や見せ方、切り口に関わった。主演吉沢亮については「センスも抜群、表情も豊かでした」と振り返った。
作品は3回見たそうで「歌舞伎のシーンがあると緊張しましたが、途中からはそんなことは全然気にせず、見られました。人間ドラマとしてすばらしい作品だと思います」と話した。
「国宝」で女形の歌舞伎俳優を演じた田中泯について、壱太郎は「もともと大好きな舞踊家さん」とし、実は今回の「ART歌舞伎」公演のゲスト出演もオファーしたという。「普通にホームページからご依頼しましたが、どうしてもスケジュールが…ということで」と明かした。
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