劇団民藝の田口精一さん、誤嚥性肺炎のため死去 95歳 黒澤明監督『天国と地獄』など出演
0
2025年10月29日 16:41 オリコンニュース

劇団民藝演技部に所属する俳優の田口精一さんが10月21日、誤嚥性肺炎のため都内の病院で死去した 劇団民藝演技部に所属する俳優の田口精一さんが10月21日、誤嚥性肺炎のため都内の病院で死去した。95歳。29日に同劇団が発表した。
【画像】田口精一さんの主な経歴 田口さんは1930年2月4日、兵庫県神戸市出身。多摩美術大学を卒業後、50年に東京演技アカデミー、51年に劇団民藝附属演劇研究所入所、54年からは同附属水品演劇研究所を経て、59年に劇団民藝研究生となった。64年に劇団員。
初舞台は52年『巌頭の女』社員。また最後の舞台は22年上演の長田育恵脚本『レストラン「ドイツ亭」』オットー(証人)役。公演期間中に92歳の誕生日を迎えた。黒澤明監督の『天国と地獄』をはじめ、映画にも多数出演した。
趣味は絵画。劇団民藝「絵画部」を長年主宰、俳優を描くデッサン会を通じて民藝の後援会ならびに麻生区地域の文化協会との交流に尽力した。
Copyright(C) 2025 oricon ME inc. 記事・写真の無断転載を禁じます。
掲載情報の著作権は提供元企業に帰属します。