トライアンフ、新型トライデント800を世界初公開。新設計798cc3気筒エンジンで115PSを発揮

　10月28日、トライアンフモーターサイクルズジャパン株式会社は、798ccの新開発3気筒エンジンを搭載する新型『Trident 800（トライデント800）』を世界初公開した。発売は2026年2月末を予定し、すでに全国のトライアンフ正規ディーラーにて予約受付が始まっている。

　トライデント800は中量級ネイキッドロードスターで、コンパクトで筋肉質なスタンスとシンプルなフォルム、軽量シャシー、そして新設計3気筒エンジンが融合し、日常域からワインディングまで、あらゆるシーンで走りの楽しさを引き出すことを狙ったバイクだ。

　798ccの3気筒エンジンは、最高出力115PS／10,750rpm、最大トルク84Nm／8,500rpmを発揮して、鋭いレスポンスと高回転域の伸びを追求しつつ、都市部での軽快な操作性をも両立させている。また、軽量フレームと調整式Showa製サスペンションが、本能的な操作性と俊敏なハンドリングを実現した。

　電子制御も進化して、傾き角を検知して制御する『リーン感応型最適化コーナリングABS』や『トラクションコントロール』を装備。さらに『Road』、『Sport』、『Rain』の3種類のライディングモードを切り替えることで、走行状況や好みに応じた最適なレスポンスを選択できる。

　加えて、Triumph Shift Assistによるシフトアップ・ダウン対応のクイックシフター、クルーズコントロール、Bluetooth対応のMy Triumph Bluetoothシステムなど、実用性とスポーツ性を高次元で融合した。

　カラーバリエーションは『アッシュグレー』、『カーニバルレッド』、『ジェットブラック』の3種が設定され、価格はグレーとレッドが126万9000円（税込）、ブラックが124万9000円（税込）となる。店頭での納車は2026年2月末が予定されている。

[オートスポーツweb 2025年10月29日]