
韓国で、有名芸能人を騙ってSNSでなりすましメッセージを送る手口の詐欺行為が猛威を振るっている。韓国メディアが報じた。韓国のテレビ局SBSは30日、俳優イ・ビョンホンが同詐欺の被害を受けたことを伝えた。
SBSによると「ある女優のSNSに、イ・ビョンホンを名乗るアカウントからダイレクトメッセージ(DM)が届いた」と明かした。公開されたメッセージには「こんにちは。私はイ・ビョンホンです。ここでお会いできてうれしいです。私の映画が好きですか? ファンの方々と話したくて、こうして連絡しました。お返事待ってます」と書いてあった。
問題のアカウントは、イ・ビョンホンの公式アカウントではなく、プロフィル写真もイ・ビョンホンの写真ではなかった。明白ななりすましアカウントで、受け取った女優は「うまくいけば、次の作品はイ・ビョンホンさんと共演するのかな?」と、冗談混じりのコメントを残した。
他にも芸能人を詐称して金銭的利益を得ようとする犯罪行為は、最近韓国で頻繁に発生している。有名コメディアンのなりすましアカウントで、ファンに不法な投資誘導をしたり金融取引を誘導した事実が明らかになっている。また「イカゲーム」主演のイ・ジョンジェになりすました詐欺グループに、50代女性が約5億ウォン(約5000万円)をだまし取られる被害に遭った事件が報道されている。
韓国の放送通信委員会はこのような被害防止のために「有名人などを詐称した虚偽広告に惑わされず、該当業者が金融監督院に正式申告された業者なのか確認しなければならない。不法行為や被害が発生した場合、警察や金融監督院に申告し、金融会社に口座支給停止を申請しなければならない」と、異例の声明文を出している。
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