アウディ、主軸コンパクト『A3』シリーズにブランドを象徴する“クワトロ”の4輪駆動モデルを設定

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2025年10月30日 17:30  AUTOSPORT web

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アウディの『A3』シリーズに“quattro(クワトロ)”の4輪駆動システムを組み合わせる“40 TFSI quattro”が登場
 手頃なCセグメントのボディサイズをはじめ、アウディらしいスポーティかつエレガントなスタイル、高品質なインテリア、卓越した走行性能により支持を得てきた『A3』シリーズに、ブランドを象徴するアイコンテクノロジーたる『quattro(クワトロ)』の4輪駆動システムを組み合わせる“40 TFSI quattro”が登場。10月21日より発売が開始されている。

 プレミアムコンパクトのパイオニアとして、30年近い歴史を誇るアウディのA3系に追加設定された今回のモデルは、ハッチバックのSportback(スポーツバック)、そしてオーソドックスな3BOX構造のSedan(セダン)ともに“advanced(アドバンスド)”と“S line(エスライン)のトリムが展開される。

 現行A3シリーズは2024年12月にもアップデートを受け、エクステリアでは新しいデザインのフレームレス六角形シングルフレームによりフラットでワイドな形状とされ、LEDヘッドライトや左右の大型サイドインテークをつなぐ印象的なフロントスポイラー、同様の特徴をもつリヤディフューザーとともにワイド&ローな印象を際立たせる。

 さらに同車では初めてMMI(マルチメディアインターフェース)ナビゲーションシステムのタッチパネルから、最大で4つのデザインパターンを選択することができるデジタルデイタイムランニングライトを標準装備に。LEDおよびマトリクスLEDヘッドライトのハウジング上端に3列に配置された24個のピクセルエレメントを使用して作成され、シグネチャーパターンはLEDヘッドライトで3種類、マトリクスLEDヘッドライトでは4種類となっている。

 一方のインテリアも、メーターパネルに加えて10.25インチの高解像度液晶ディスプレイを設置したバーチャルコックピットが標準化。インフォテインメントは10.1インチのタッチスクリーンを備えたMMIナビゲーションシステムを搭載し、アンビエントライティングやフロントセンターアームレストも標準装備となっている。

 そのA3系に追加設定された今回のモデルは、これまで高性能スポーツモデルの『S3』や『RS3』系に限られていたクワトロ”を、より幅広いユーザーに提供するべく設定され、その心臓部には最高出力150kW(204PS)/320Nmを発生する2.0リッターTFSIエンジンを搭載する。

 その駆動系には電子制御式油圧多板クラッチを用い、前後のトルク配分を最適化して、安定した加速とスポーティなコーナリングをかなえたダイナミックな走りを実現。日常のドライブにおいても、アウディらしいダイナミズムと安心感がもたらされる。

 また予防安全技術の面でも、車載カメラとフロントのレーダーセンサー、そしてレーザースキャナーの情報をもとに、システムが前方の歩行者や先行車に衝突する恐れがあると判断すると警告を行い、必要に応じて衝突被害軽減ブレーキを作動させるアウディプレセンスフロントや、車両後方およびサイドをリヤレーダーにより監視し、安全性と快適性をさらに高めるサイドアシスト、エグジットワーニング、リヤクロストラフィックアシストが標準装備とされる。

 そして今回、最新の安全技術を採用したドライバーアシスタンスシステムに含まれる、オプションのパークアシストをアップデート。ステアリング操作の支援をするだけでなく、加速やブレーキ、ギヤの操作まで支援が拡張された。

 そのうえで、前輪駆動の“30TFSI”に新たに標準装備となった、車両前方を横切る車両を検知するフロントクロストラフィックアシストや、障害物を回避するスワーブアシスト、交差点での右折の際に対向車を検知するターンアシストも同様に搭載されている。

 前述のとおりスポーツバック、セダンともにアドバンスドとSラインが展開され、価格はスポーツバックが541万〜580万円、同セダンが560万〜599万円(税込)となっている。

アウディ公式サイト:https://www.audi.co.jp/ja/アウディコミュニケーションセンター・フリーダイヤル:0120-598106

[オートスポーツweb 2025年10月30日]

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