
歌手で俳優の堺正章(79)が31日、都内で、映画「SPIRIT WORLD−スピリットワールド−」(エリック・クー監督)全国拡大公開初日舞台あいさつに出席した。
同作は日、仏、シンガポールの合作で、迷える大人たちの希望と再生を描いたファンタジー作品。主演は仏の女優カトリーヌ・ドヌーブ。堺は竹野内豊(54)演じるハヤトの父、ユウゾウを演じる。
ドヌーブ演じるクレアと海を見るシーンで、「どうしたら盛り上がるかを相談された」と告白。「いくつか提案したけど、全て却下されました」と披露し、会場を笑いに包んだ。
「そのシーンはありますから」と念を押し、「撮影を中断してまでディスカッションしたけど、結局台本通りだったのかな…」と悔しそうな表情を浮かべた。
また、エリック監督には「お酒をプレゼントした」という。その理由を「少しでもカットが増えれば…」とし「でも効果がなかった」と、エンターテイナーぶりを存分に見せつけた。
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最後は「私自身も高齢者。これからの現世と来世の疑問や不安を感じながら日々生きています」とすると、「エリック監督は『こんな来世なら、現世の続きだよね』という捉え方をしています」と続けた。
その上で同作を「非日常を日常的に描いている映画だと思うので、ご自身の年齢で何かを感じていただければいいかなと思います」とキッチリ締めた。
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