アルゼンチン共和国杯2025に出走予定のプラダリア(今年10月撮影、ユーザー提供:つぶ貝さん) 古豪のプラダリア(牡6、栗東・池添学厩舎)が、アルゼンチン共和国杯(3歳上・GII・芝2500m)でGII・4勝目を狙う。
        
    
         プラダリアは父ディープインパクト、母シャッセロール、母の父クロフネの血統。母はJRAで3勝。曾祖母のリトルオードリーは96年に桜花賞トライアルの4歳牝馬特別を制し、オークスはエアグルーヴの3着だった。
        
    
         ここまで23戦4勝。22年の青葉賞で重賞初制覇。その後は日本ダービーで5着、菊花賞の7着など善戦止まりだったが、23年の京都大賞典で久々の勝利を手にした。さらに24年の京都記念で3つ目のタイトルをゲット。ただ、その後は8戦して24年の宝塚記念の4着が最高着順。近3戦は天皇賞(春)が10着、宝塚記念が13着、京都大賞典が15着と2桁着順に終わっている。とはいえ、ハンデ戦のGIIなら見せ場以上があっていいだろう。
        
    
         史上2頭目の偉業もかかる。これまでJRAのGIIを4年連続で制した馬はゴールドシップの1頭のみ。したがって息長くトップレベルで活躍した馬だけが得られる勲章といえる。プラダリアは「白い怪物」に続くことができるか。さすがに全盛期の走りを求めるのは酷かもしれないが、古豪の底力に期待したい。
        
    
        【ゴールドシップの4年連続GII制覇】
12年神戸新聞杯→13年阪神大賞典→14年阪神大賞典→15年阪神大賞典