現在はパルメイラスに所属するロッキ[写真]=Getty Images パルメイラスに所属するブラジル人FWヴィトール・ロッキは、ヨーロッパサッカーに復帰する可能性があるようだ。4日、スペインメディア『ムンド・デポルティーボ』が報じている。
ヴィトール・ロッキは、2005年2月28日の現在20歳。クルゼイロでトップチームデビューを果たすと、アトレチコ・パラナエンセを経て、2024年1月にバルセロナに加入。2023−24シーズン後半戦は公式戦16試合で2ゴールを挙げたものの、スタメン出場は2試合のみと、プレータイムも限られていた。
2024年夏には出場機会を求めて買い取りオプション付きのレンタル移籍でベティスに加入。33試合の出場で7ゴール2アシストをマークしたが、シーズン途中で契約を解消。バルセロナには復帰せず、パルメイラスへの完全移籍が発表された。
母国復帰後は調子を取り戻し、公式戦で17ゴールを記録。カルロ・アンチェロッティ監督率いるブラジル代表の11月のメンバーにも復帰を果たしている。こうした活躍を受け、ヨーロッパの複数クラブが同選手の動向に注目しており、『ムンド・デポルティーボ』によると、マンチェスター・ユナイテッドやチェルシー、トッテナムが関心を示しているという。
ヴィトール・ロッキの代理人を務めるアンドレ・キュリー氏は「最近はヨーロッパのクラブ、主にプレミアリーグとセリエAのクラブからの問い合わせが舞い込んでいる。彼らは移籍金や条件に聞いてくるが、今はシーズンの真っ最中だ」とコメント。さらに「選手は関心を示さなかったが、サウジアラビアから3500万ユーロ(約62億円)のオファーもあった」と明かしている。