
阪神桑原謙太朗新投手コーチ(40)が4日、兵庫・西宮市内で就任会見に臨んだ。
横浜、オリックス、阪神で現役時代を送り、21年の引退後、会社員を経て24年から阪神のアカデミーコーチを務めていた。背番号は81。配置などは今後決まるが、阪神時代の17年に最優秀中継ぎ投手賞を受賞した実績があり、ブルペン強化への手腕が期待される。
藤川監督が「右の速球派リリーフ投手たちの台頭」を強化方針に挙げたばかり。現役時代にその責務を果たしてきた新コーチは「主力が疲れたときに何枚でも上がってこられるピッチャーがいれば自ずと戦力の強化につながる。その中で右投手が多ければ右の強化につながっていくと思います」と応じた。快速球に得意球の真ッスラで立ち位置をつかんだけに「特徴を生かしてしっかりやっていけばいい」と個性を重視する。
17年は39ホールド、18年は32ホールド。30歳を超えてからの活躍は華々しかったが「活躍したのは(現役生活の)最後の方だけ。ケガもして苦しい思いもした。苦しい思いをしながら楽しい思いもあるということを伝えていきたい。若手の活躍が著しいのでベテラン選手の底力に期待していきたいなと思います」と層の厚い投手陣を作っていく。【堀まどか】
◆桑原謙太朗(くわはら・けんたろう)1985年(昭60)10月29日、三重県生まれ。津田学園(三重)から奈良産大(現奈良学園大)を経て07年大学生・社会人ドラフト3巡目で横浜(現DeNA)入団。11年からオリックス、15年から阪神で現役生活を送り、21年に引退。通算242試合で15勝13敗78ホールド。184センチ、86キロ。右投げ右打ち。
|
|
|
|
|
|
|
|
Copyright(C) 2025 Nikkan Sports News. 記事・写真の無断転載を禁じます。
掲載情報の著作権は提供元企業に帰属します。