ナポリはマクトミネイらがゴールに迫るも、均衡を破れず [写真]=Getty Images チャンピオンズリーグ(CL)・リーグフェーズ第4節が4日に行われ、ナポリ(イタリア)とフランクフルト(ドイツ)が対戦した。
2シーズンぶりに“欧州最高峰の舞台”に戻ってきたナポリは、ここまでのリーグフェーズで1勝2敗の成績を残している。第1節でマンチェスター・シティ(イングランド)に0−2で敗れると、第2節では守田英正を擁するスポルティング(ポルトガル)を2−1で下したものの、前節はPSV(オランダ)に2−6と大敗。2連覇に向けて現在首位に立つセリエAとは異なり、順調とは言えない滑り出しだ。
一方、3年ぶりにCLを戦うフランクフルトも、ここまでの成績は1勝2敗。開幕節こそガラタサライ(トルコ)を5−1で粉砕したが、第2節ではアトレティコ・マドリード(スペイン)に1−5、第3節ではリヴァプール(イングランド)に1−5と、大量失点を喫して2連敗。現在公式戦では2戦続けて白星に見放されており、巻き返しのきっかけを掴む第4節としたい。
フランクフルトに所属する堂安律が加入後の公式戦において初めてベンチから出番を待つ一戦は、序盤からホームチームのナポリが複数回にわたって攻撃の形を作り出す。13分には、アンドレ・フランク・ザンボ・アンギサからサイドチェンジのボールを受けたエリフ・エルマスがドリブルで敵陣を切り裂き、自らフィニッシュまで持ち込むが、GKミヒャエル・ツェッテラーが立ちはだかる。
以降もナポリがボールを保持する時間が長くなったが、フランクフルトにチャンスは作らせずとも、自分たちは決め手を欠いたまま時間が経過し、前半の45分間はスコアレスで終了。後半に入ると、立ち上がりの49分にはフランクフルトがゴールへ迫り、マリオ・ゲッツェがシュートまで持ち込むシーンを作ったが、その後は前半と同様にナポリが主導権を握る。
だが、後半最大のチャンスは73分、フランクフルト側に生まれる。73分、ペナルティエリア内でこぼれ球を拾ったゲッツェがボールを繋ぐと、ボックス左で体制を整えたアンスガー・クナウフが右足を振り抜いたが、ここはGKヴァニャ・ミリンコヴィッチ・サヴィッチに弾き出される。
スコアレスのまま終盤に入ると、ナポリはスコット・マクトミネイ、ザンボ・アンギサ、ラスムス・ホイルンドらが次々とゴールに迫ったが、均衡を破るには至らない。
結局、試合は0−0でタイムアップ。ナポリは試合を通して主導権を握りながらも、ホームで白星を逃す結果となった。一方のフランクフルトは、今季公式戦で3度目のクリーンシートを達成。直近は失点が目立っていただけに、1つの成功体験を得た。なお、堂安に出番はなかった。
次節、ナポリは25日にカラバフ(アゼルバイジャン)と、フランクフルトは26日にアタランタ(イタリア)と、それぞれホームで対戦する。
【スコア】
ナポリ 0−0 フランクフルト
【得点者】
なし