代表復帰を果たしたカンテ[写真]=Getty Images フランス代表を率いるディディエ・デシャン監督が代表復帰を果たしたMFエンゴロ・カンテについて言及した。7日、フランス『RMC』が同指揮官のコメントを伝えている。
現在34歳のカンテは、2015−16シーズンに当時所属していたレスターでプレミアリーグ優勝を経験すると、2016年夏にチェルシーへ完全移籍。加入初年度にもリーグ制覇を果たし、個人でプレミアリーグ連覇を達成するなど、長年にわたってクラブの中盤を支えた。
2023年夏からはサウジ・プロフェッショナル・リーグ(SPL)のアル・イテハドにフリートランスファーで移籍し、ここまでクラブ通算91試合出場9ゴール10アシストを記録している。カンテは欧州の舞台を離れても2024年はフランス代表に名を連ねていたが、2025年は代表から遠ざかることに。しかし、6日に発表されたFIFAワールドカップ26欧州予選に臨むメンバーに選出され、1年ぶりの代表復帰を果たした。
デシャン監督はカンテの代表復帰について「彼とは連絡を取り合っている。私が見た試合でも彼は最高の状態で、3〜4日おきに試合に出場している。その証拠に代表に選出されている」とコメント。アジアに舞台を移してもパフォーマンスを維持できているとの見解も示している。
また指揮官はカンテの経験を評価しており、「私が彼を招集する理由は、単にチームの一員としてではなく重要な役割を担うためだ。常に彼のことは頭の中にある。コーチ陣とともに彼の様子を確認しているし、彼はこのユニフォームを着るのが大好きだと思うよ」と述べている。
フランス代表は11月の欧州予選で13日にウクライナ代表、16日にアゼルバイジャン代表と対戦する。現在フランスはグループDで首位に立っており、ウクライナ戦に勝利すれば、本大会出場が決まる。