自身の将来に言及したトナーリ[写真]=Getty Images ニューカッスルに所属するイタリア代表MFサンドロ・トナーリが自身の将来について言及した。8日、イギリス『スカイスポーツ』が同選手のコメントを伝えている。
現在25歳のトナーリはブレシアでトップチームデビューを果たした後、2020年夏にミランに移籍。2021−22シーズンには11年ぶりの“スクデット”獲得に貢献した。2023年夏には7000万ユーロ(約124億円)の移籍金でニューカッスルに加入したが、賭博行為が発覚し、イタリアサッカー連盟(FIGC)から10カ月間の出場停止処分が科された。
それでも昨シーズンの序盤に復帰を果たすと、カラバオカップ優勝に貢献。今季も公式戦14試合に出場し、イタリア代表でも中心選手として活躍している。
そんななかイタリアメディア『コリエレ・デラ・セーラ』はトナーリがセリエAへの復帰を希望していると報道。出場停止処分中に新契約を締結し、2029年までニューカッスルとの契約を残しているが、母国復帰の可能性を伝えている。
トナーリは自身の将来について問われると、「これは難しい質問だ。サッカーは1年ごとに状況が変わるからだ」とコメント。「『10年間ここにいたい』とは言いたくない。2年、3年、4年、5年でいなくなる可能性もある。でも今はここで幸せだし、他のチームのことは考えていないよ」と語り、自身の“現在”にフォーカスし、ニューカッスルでのプレーに集中しているようだ。
またこの発言を受けて、ニューカッスルのエディー・ハウ監督は、「私は常に正直であることに抵抗はないが、誰も将来について大胆なことは言えない。人生は予測不可能であり、サッカー界はまさにその最たる例だからだ」と冷静な見解も示している。