
西武の栗山巧外野手(42)がこの秋、魚雷(トルピード)バットで振り込んでいる。いつもの栗色バットの先端が細い。「(NPBで認可された)当初から持ってはいたんですよ」と明かすものの、実際に振り込むのは今オフからだ。
プロ24年目の今季は打率が1割を切った。出塁率も同様で悔しいシーズンに。通算3000塁打を達成した1年でもあったが、このままでは終われないと室内練習場に快音を響かせる。魚雷バットは「まだお試しの段階ですよ」と話す。
常日頃、フォームやスイングでその時点での自己ベストを追求する。魚雷バットはすぐに使うのをやめた選手もいれば、継続して使う選手もいる。プロ通算2150安打を重ねたバットマンは、ミートポイントについては「それは変わんないんですよ。あとは見た目と、持った時のバランスですね」と話す。
来季、実際に試合で使うかどうかはまだ本人にも分からない。「とりあえず数を打たないといけないんで。手にした以上はこのバットの特性をしっかりつかみたいなという最中ですね」と話す。プロ25年目、巻き返しへのアイテムの1つになるか。今は短めに握り、ライナーで返す動作を続けている。【金子真仁】
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