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たけし軍団のお笑い芸人、井手らっきょ(65)が9日、都内で配信番組「歩いて学ぶダイアベティス(糖尿病)“そとでる”ウオーキング」に出演した。清野裕JADEC(日本糖尿病協会)や赤司朋之嶋田病院内科部長と糖尿病の予防などについて、話し合った。
運動療法と肥満についての映像を見た井手は「皆さん、楽しそうですごくよかった。ただ、歩いているだけじゃなくてダイアベティスのことも学べる。僕も参加したい。やっぱり身体を絶対に動かすべきだと思います」と話した。
そして「糖尿病という名前が、尿から糖が出るイメージで偏見を生む原因になっていると思う。僕はダイアベティスという呼び名でいいと思う。僕が率先して呼びかけていきたい」と話した。
芸能界入りについて「僕は足も速かったし、体育の先生になりたいと思っていました。もう1つの夢として芸人。大学でお笑いの研究会に入りました。それで太田プロに入って、たけしさんと出会って野球のメンバーになりました。プライベートでもかわいがってもらって、(テレビ朝日)『スポーツ大将』が始まる時に『軍団はいいぞ、ぬるま湯だから』とたけし軍団に誘われて入りました。そうしたら、最初の仕事が熱湯コマーシャルでした」と笑った。
自身のダイアベティスが発症したのは3年前。「呼吸器系が弱くて検査したら、ヘモグロビンの数値がひどかった。そこから運動して食事を変えたら、よくなりました」。それまでは「うち(たけし軍団)のグレート義太夫が発症して人工透析をやっていたので知っていました。でも、自分は痩せ形だから大丈夫だと思っていたけど、発症してから治療にしっかり取り組むようになった」と話した。
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発症当時を振り返って「最初は『えっ、僕がですか』という感じだった。僕は夜の商売をしているので、家に帰るのが夜中の2時ごろ。おなかがすくので我慢するのがつらい。飲み会に行った時には、締めのラーメンは断れませんね」と話した。
配信終了後に取材に応じた井手は「まだまだ、自分は未熟だった。先生たちの話を聞いて、もっと真剣に取り組もうと思った。今もドカ食いをしないように気をつけている。楽しいのはおいしいものを食べた瞬間。健康に気をつけているからこそ、食べられる」と話した。
2018年(平30)4月から、故郷の熊本に活動拠点を移した。タレント活動のかたわら、副業でスナック経営をしている。
「1年ぶりくらいで東京に来て、久しぶりに昔の野球チームで飲み会をします。締めのラーメンをどうするか考えています。たけし軍団とはグループLINEで中学生みたいな会話をしています。たけしさんからは、一方的に電話がかかってくるのを待っています」と話した。
スナックでは「満席になったら、お約束のショーを始めます。股間に獅子舞をつけてね。セクハラじゃないですよ、神事なのでね」。かつては芸能界きっての俊足としてはならした。「35年ぐらい前は100メートル、10秒8だったことも。でも、今はね。それでも脱ぐのは9秒2、ボルトよりも早い」と“全裸芸人”としての維持を見せた。
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