
歌舞伎俳優市川中車(59)が10日、大阪市役所で大阪国際文化芸術プロジェクト「壽 初春歌舞伎特別公演」(26年1月7〜25日、大阪松竹座)の記者発表会に出席した。
公演の昼の部は「菅原伝授手習鑑(すがわらでんじゅてならいかがみ) 車引」「祇園祭礼信仰記(ぎおんさいれいしんこうき) 金閣寺」「らくだ」、夜の部は「女鳴神」「仮名手本忠臣蔵(かなでほんちゅうしんぐら)」「京鹿子娘道成寺(きょうかのこむすめどうじょうじ)」の演目が披露され、中車は「らくだ」「女鳴神」「仮名手本忠臣蔵」に出演する。
大阪松竹座は来年5月公演をもって閉館が発表されている。
本公演がおそらく最後の松竹座出演になりそうだという中車は「大阪は母方の祖父の出身地。『らくだ』も関西弁で勤めさせていただきます。新大阪に降り立つと、故郷ではないですが戻ってきたなという気持ちになります」
松竹座の楽屋に入る際は、近くにあるラーメン店「金龍ラーメン」の前を通り、「濃厚なにおいをかげなくなると思うと寂しい。1月は金龍のにおいをすっかりと嗅いで思い出に残したい」と残念がった。
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これに、横山英幸大阪市長(44)は「歌舞伎の公演は大阪で何らかの形で続けていきたい。金龍ラーメンのにおいはしなくなるかもしれないですが、どうしてもと言われたら、僕が豚骨を煮込みに行きますので」と食いつき、笑いを誘っていた。
会見には歌舞伎俳優中村鴈治郎(66)、片岡孝太郎(57)、片岡愛之助(53)、中村壱太郎(35)、中村種之助(32)、中村歌之助(24)、吉村洋文大阪府知事(50)も出席した。
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